正しいキャラ設定をすれば、人と話すことに苦手意識がなくなります『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、話し方・つながり方』

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現実でも共通しているドラゴンクエストで大切なある要素

今月の14日にドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…のリメイクが発売されました。

ドラゴンクエストⅢとは勇者が魔王を倒すことで有名なRPGのゲームです。

36年前に発売された作品で、発売当時は社会現象を巻き起こすほどの大ヒットになりました。

そんな大ヒット作品がリメイクされて、今月販売されたことで話題になっています。

ドラゴンクエストⅢは冒頭で主人公の性別を選び、性格診断で質問に答えると性格を決めることが出来ます。

性格は主人公が成長する中でどんなキャラクターになるのかが分かれるとても大切な要素です。

性格診断で正しくキャラ設定をすれば、自分が育てたいキャラクターにすることが出来ます。

実はゲームの世界だけではなく、現実の世界でもキャラ設定は大切です。

ですが、多くの人がこのキャラ設定を誤解しており、正しいキャラ設定が出来ていないために会話で困ったり話すことに苦手意識が生まれてしまう要因になっています。

今回ご紹介する『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、話し方・つながり方』は、正しいキャラ設定を基礎から学べる本です。

いつも本サイトを訪れて記事を読んでいただき、ありがとうございます。

こちらの書籍はAudibleでもご利用頂けます。

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大阪のおばちゃんから学ぶキャラ設定で大切なこと

著者の今井考(いまいたかし)さんはマーケティングコンサルタントとして全国各地で講演とセミナーを行っており、講演とセミナーは常に満席の人気のセミナー講師です。

本書はうまく話せないことに苦手意識を持っている人に向けて書かれた本です。

そもそも、「うまく話せるようになりたい」と思っている人が多いのは、どうしてなのでしょうか。

それは多くの人は話し方を改善することで、人生を変えたいと考えているからです。

ですが、なかなかうまくはいきません。

なぜなら、話し方だけを変えてもうまくいかないからです。

話し方以前に重要なポイントを押さえているだけで人生は変わります。

その重要なポイントとは、相性です。

人間関係でうまくいかないのは、あなたの話し方が下手なのではなく関わっている人との相性が悪いからです。

実際は相性が悪いだけなのに、全て自分の責任だと勘違いしています。

コミュニケーションがうまくいかないのは、あなただけの責任ではありません。

そこまで自分を責める必要はないのです。

苦手意識があると重要視してしまい、コンプレックスから抜け出せなくなります。

そういう時は原点に立ち返りましょう。

話し方がうまくなる必要はなく、相手に伝われば、目的が達成出来るレベルであれば十分なのです。

それに、話し方だけを磨いても目的が達成出来ないこともあります。

例えば、話が面白くて誰とでも話せるけれども、売り上げには繋がらない人もたくさんいます。

大切なのは、自分の叶えたい目標や夢を実現させることです。

話し方はあくまでそのための手段であり、ツールにしか過ぎません。

著者はセミナー講師をされていますが、参加されたお客様に「今井さんみたいな話し方でもいいのかと勇気が出ました」と声をかけられることが多いのだそうです。

なぜこう言われるかというと、著者は「話し方が普通だからだ」と述べています。

セミナー講師というと、一般的にエネルギッシュで流暢にしゃべるというイメージかも知れませんが、著者はそういうタイプではありません。

ゆっくり、とつとつと、考えながら話します。

それでも、著者はセミナー講師として聴いてくださっているお客様を満足させることが出来ています。

話し方を身に付ける前に重要なポイントは相性であることと、話し方は目的を達成するためのツールにしか過ぎないことをここまで見てきました。

では、話し方において重要なポイントとは何かを次の通り述べています。

話し方とは単なるツールであり、うまくなる必要はありません。

では、本当に重要なポイントとは何なのか。

それは一言で言えば、キャラ設定です。

実は自分自身のキャラ設定を間違えなければ、格上の人に対しても新しい場所に行っても、居心地の悪い思いをしなくて済みます。

話し方に苦手意識を感じることが無くなっていきますし、今まで通りの話し方でコミュニケーションがうまくいくことを実感出来るでしょう。

話し方が単なる手段だとしたら、あなたはその手段を使ってどんな目的を達成したいのでしょうか。

多くの人はただ何となく、話し方がうまくなりたいと考えています。

しかし、目的があいまいであれば得るものもあいまいになります。

ですので、まず改めて目的を明確にしてみましょう。

その方が数倍、理想に近づきやすくなります。

話し方がうまくなりたいと思っていても、「何のために」が漠然とし過ぎている。

これは多くの「話し方がうまくなりたい」と思っている方に当てはまるのではないでしょうか。

そして「話し方がうまくなりたい」という気持ちが強すぎて、普段の自分がそもそもどんな性格でどんな会話をしているのかわからなくなっている方がいます。

そういった方は自分の中に理想とする「話し方がうまい人」しか見えておらず、普段の「話し方がうまくない」自分とのギャップに落ち込んでしまうだけです。

これでは逆に理想が足を引っ張ってしまっています。

なので、現状の自分をまず最初に見つめ直してみる必要があります。

それが「キャラ設定」です。

キャラ設定がブレない身近でわかりやすい例を挙げて、キャラ設定の大切さを著者は以下の通り説明しています。

まず、話し方で重要なポイントを最初に書きます。

今の自分を受け入れられていると話し方にコンプレックスを感じることはない。

これが本質です。

口下手でも、初めての場所でも、格上の相手にも動じることがないのです。

これを説明させるために、ちょっと極端な例で説明させてください。

その例というのが、大阪のおばちゃんです。

私は大阪出身なのですが、いわゆる大阪のおばちゃんと呼ばれる人達には言葉の壁なんて存在しません。

日本中どこでも大阪弁だし、海外でも身振り手振りと大阪弁とちょっぴりの現地の言葉だけで乗り切ってしまいます。

ホテルでも、観光地でも、高級ブランド店でも、屋台でも、自分の言いたいことを伝えて要求を通します。

英語が話せない多くの人は海外でうろたえるのに対し、大阪のおばちゃん達は動じることがないのです。

これは一体、何の違いでしょうか。

実は大阪のおばちゃん達はこう思っています。

「私は大阪の人間なので、英語なんて話せなくて当然」

どこに行っても大阪弁で貫くのは、「大阪の人間」と自分のことを認識しているからです。

つまり、自分のキャラ設定がありのままで明確なのです。

専門的な言葉で言うと、自分自身のアイデンティティや自分軸をしっかり持っているということですね。

一方で、「英語が話せないから会話が出来ない」という人は自分が何者なのかということより、「こうあるべき」という考えに囚われてしまっている状態なのです。

「海外では英語で話さないといけない」、「要求が通じないのは英語が話せない自分のせいだ」と思ってしまうわけです。

実は、話し方やコミュニケーションの多くの問題も、これが原因です。

「よく理解していない会議なのにいい意見を言わなければならない」と自分でハードルを上げてしまう。

「初めての勉強会や交流会で、知識がない自分が恥ずかしい」と思って何も話せなくなる。

よく話す人を見て、「自分はあんなにうまく話せない」と落ち込む。

この様に、自分のキャラ設定を間違っていて、様々な「こうあるべき」に飲まれて自信を失っていくわけです。

「話し方がうまくなりたい」と思った時に、必ずあなたの中にそう思わせてくれた「話し方がうまい人」のイメージが存在します。

最近は、人前に出て大きな影響を与えているYouTuberやインフルエンサーがそう思わせてくれる人物の筆頭でしょうか。

すると、その様な「話し方がうまい人」が基準になって、「話し方とはこうあるべき」という固定観念が出来上がってしまいます。

「話し方とはこうあるべき」という固定観念が現実で話し方がうまくない自分自身を苦しめて、コンプレックスを生み出してしまうのです。

そこで本書では、まずはキャラ設定を「ありのままの自分」にすることを提案しています。

例えば、大阪のおばちゃんがインフルエンサーを見ても、「私はあんなうまく出来へんわ」と思うだけでしょう。

「自分は大阪のおばちゃんなので、それを知らなくて当然だし、上手く出来なくて当然」と考えていて、「上手くやらなければならない」とは考えていないからです。

「自分は大阪の人間」というキャラ設定が明確なので、出来ないことを素直に認めて受け入れられていますし、そこからコンプレックスを感じることもありません。

コンプレックスを感じないように出来るのが、キャラ設定をする大切なメリットです。

ですが、キャラ設定で絶対にしてはいけないことがあります。

それは「自分は被害者」であるというキャラ設定です。

キャラ設定がわからないあなたにお勧めのキャラ設定

自分のキャラを意識して認識しないと、人は勝手にネガティブな発想をしてしまいます。

その中でも最悪なのが、「自分は被害者」というキャラ設定です。

なんだかいつも居心地が悪かったり、人間関係がうまくいかなかったりする人は、勝手に被害者になっている可能性が高いので注意してください。

例えば、交流会やパーティーやセミナーなど、知らないところへ行って「場違いなところに来た。失敗した」と落胆する。

レストランや洋服屋さんなどのお店に行った時も「ぞんざいに扱われている」とイライラする。

何度転職しても、「自分は搾取されている」と思ってしまう。

何かにつけて「騙された、詐欺だ」という言葉を使ってしまう。

これが被害者キャラです。

こうなってしまうと、居心地が悪いし、気分も悪いし悲しい。

そんな気持ちのループにはまってしまいます。

(『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、話し方・つながり方』より引用)

被害者キャラではキャラ設定をするメリットがなくなってしまいます。

それどころか、自分でそう思っているが故に「被害者」になってしまうような出来事を自ら引き寄せているとも言えるでしょう。

そして、ますます「自分は被害者」というキャラ設定が強固なものになってしまっています。

また、被害者キャラは相手とのコミュニケーションにおいても、次のような欠点があることを本書で解説しています。

被害者キャラのデメリットは、自分が嫌な気持ちになることだけではありません。

自分を過度に大きく見せようとしてしまうのです。

これはありのままの自分を見せることに不安があるからです。

「バカにされるんじゃないか、興味を持ってもらえないんじゃないか」

こんな風に自信がない時は、自分を大きく見せたくなります。

しかし、ありのままでないと違和感が相手に伝わります。

すると、お互いに話しにくいし、信頼関係も築けません。

その結果、居場所が出来ず、評価もされず、快く思われないという状態を招いてしまいます。

被害者キャラに限らず、自分を大きく見せようとしている人はいます。

大きく見せようとするのは上記の通り不安だからです。

キャラ設定と聞いた時に、バラエティ番組のひな壇を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。

例えば、バラエティ番組の司会を務めるタレントは「場を回したり、出演者に話題を振る司会のキャラ」。

ひな壇にいる芸人は、「ボケたり、ツッコミを入れて場を盛り上げるキャラ」。

ひな壇にいるアイドルは、「みんなを和ませてくれるような愛されキャラ」。

など、それぞれの役割が明確でわかりやすいからこそ、バラエティ番組が成立して面白いのです。

ですが、これはあくまで「バラエティ番組」でのキャラ設定です。

それぞれが役割を果たすために、反応を「大きく見せようとする」ことで視聴者に印象を残そうとします。

この「大きく見せようとする」反応に影響されて、「大きく見せようとする」ことがコミュニケーションにおけるひとつの基準に形成されてしまったのではないかと私は考えています。

自身の不安から生まれた大きく見せようとするキャラ設定を通そうとするから不自然だったり、コミュニケーションで齟齬が生まれる要因になってしまうのです。

なので、本来の自分を見つめ直して「ありのままの自分」でキャラ設定を行なうことが大切なのです。

とはいえ、自分で自分のキャラ設定を見つめ直しても、自分のキャラが鮮明にイメージ出来ないという方もいらっしゃるでしょう。

自分で自分の姿を見る時は鏡を使います。

鏡を見れば自分がどんな姿をしているのかが一目でわかりますが、自分のキャラ設定を確認するには自分のキャラが一目でわかる鏡のようなアイテムは存在しません。

普段の日常生活で、自分がどんなキャラでいるかを意識して生活している人はほとんどいないでしょう。

場面に応じて無意識に使い分けているので、その時どんな言葉を使っていたかやどんな立ち振る舞いをしていたかを思い出すのは難しいものです。

なので、自分のキャラ設定が行えない場合は一時的にでもいいので「与えるキャラ」でキャラ設定をして、様子を見るのがお勧めです。

与えるキャラになることで、被害者キャラに陥らなくなります。

そして自分が与える人だとイメージしていると、誰かと会ったときに「何かしてもらおう」と思うのではなく、「何かしてあげよう」と自然に考えられます。

本書でも、与えるキャラになるメリットについて以下の通り説明しています。

居心地の悪さは自分に矢印が向いて被害者キャラになっているから感じます。

自分を与える人としてキャラ設定すると、相手に矢印が向くので自然とそうした状況が改善されていきます。

もし、居心地の悪そうな場所に行くときは、「そこで何人に与えられるか」というゲームをしてみてはいかがでしょうか。

与えることは楽しいものです。

あくまで自分で出来る範囲で大丈夫ですし、思ってもないウソをつく必要もありません。

そうすると、知らない人が多い場所でも、初対面の人にも、緊張しないで過ごせます。

そして楽しく人と繋がれて、結局は自分の仕事に繋がったりもします。

最初は想像するだけでも全然いいと私は思っています。

自分が与えるキャラになりきってみて、相手に自分の出来る範囲で何かを与えて相手が喜んでいる姿を想像する。

それだけでも、楽しい気持ちになってきます。

この時に何かを与えるのは物質的なものでなくても、「挨拶をする」や「何かを褒める」などの言葉だけでも大丈夫です。

知らない人が多くいる場所や初対面の人も「与えるキャラ」のキャラ設定をするだけで、だいぶ苦手意識が薄まります。

「与えるキャラ」が自分に合えばそのまま続ければいいし、合わない場合は止めて「ありのままの自分」のキャラ設定を行なえばいいだけです。

本書では、キャラ設定に関してより詳細な内容をわかりやすく解説しています。

あなたが「ありのままの自分」というキャラ設定を明確に出来るように、本書をぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

本記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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