「自分を変えたい」と思うなら、その意志の力に頼るのは止めましょう『世界一やさしい 自分を変える方法』

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思いだけでは人は継続が出来ない

あなたは意志が弱い人間だと思いますか?

「いいえ」と即答出来ないなら、答えは間違いなく「はい」ですよね。

意志が強い人間なら「いいえ」と即答するし、少しでも逡巡しているということはどこか心当たりがあるということです。

今問いかけた質問は「意志が弱いとダメだ」とかあなたを批判する目的で聞いたのではありません。

それに私も「いいえ」と即答出来なかったので、私も意志が弱い人間です、ご安心ください笑。

質問に向き合い率直な答えを出してくださり、ありがとうございます。

この質問ではあなたに「意志」について意識して欲しかったのです。

「意志が強い人」と聞くと、プロのスポーツ選手や有名人、または映画やドラマの登場人物など、自分とは遠い存在である人達を思い浮かべますよね。

そういった人達に感化されて自分も以前から挑戦してみたかったこと、例えば「仕事終わりに勉強する」とか「ダイエットをする」などに挑戦してみても、なかなか長続きせずにすぐに終わってしまい、そして出来なかった自分を意志が弱いと責めてしまう。

そんな経験をされた方はいるのではないでしょうか。

ですが、普段何気なくあなたが頭の中で考えている「晩ごはんはカレーがいいな」とか「週末には最近新しく出来たショッピングモールに行こう」などそんな事が自分を大きく変えるきっかけになると聞いたら、自分にも出来そうだと希望が湧いてきませんか?

今回ご紹介する『世界一やさしい 自分を変える方法』はそんな意志の力に頼らずにもっと身近な方法で自分を変える方法を授けてくれる本です。

いつも本サイトを訪れて記事を読んでいただき、ありがとうございます。

こちらの書籍はAudibleでもご利用頂けます。

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自分を変えるのはもっと手軽に出来る

実は冒頭の質問は本書の最初の文章を一部引用したものです。

意志に関してと身近な方法で自分を変える方法とは何かを本書ではこのように解説しています。

ある調査によると自分を変えたいと54.7%の人が思っているそうです。

でも、なかなか自分を変えるのって難しいですよね。

いざ、変わろうと思っても、一日二日すると気付けば元の自分に戻っている。

その度に「ああ、なんて自分は意志が弱いのか」と嘆く。

そんなことはないでしょうか?

でも、ここには大きな誤解があるかもしれません。

長年、上手くいく人とそうでない人の違いを研究してきてわかったことがあります。

それは自分を変えることが出来るかどうかに意志が強いか弱いかは関係ないということです。

意志に頼れば、たいていの人は途中で挫折する。

これは何もあなたに限った話ではなく、人間に共通する特性なのです。

意志が本当に強い人はある意味かなり特殊な人かもしれないのです。

元々、人間はそれほど意志が強くない生き物です。

意志の力に頼るのでなければ、どうしたらいいか。

その答えは言葉の力を利用することです。

言葉があなたを変えてくれるのです。

もちろん、自分を変えてくれるものは言葉だけではありません。

人と出会ってビジネスが好転したり、初めて海外に行って人生観が変わったり、音楽で気持ちが楽になったり、日々練習をして人前で話せるようになったり、無数の方法があります。

しかし、その中で最も手軽に出来るのが近年の世界的な研究で証明されている「言葉の力」を使うことなのです。

そして、このことがわかる大切な質問があります。

あなたが人生で一番会話をする相手は誰ですか?

親、パートナー、兄弟姉妹、友人、答えはそのどれでもなく、あなた自身です。

頭の中での言葉は全て自分との会話なのです。

朝起きてから眠りにつくまで、私達がこの地球で最も会話しているのは他の誰でもない自分自身です。

世界的な研究で、私達は一日に平均16000から46000語を話しているとされていますが、自分との対話については一日で何千回から何万回も行っていると考えられています。

もし普段使っている全ての言葉が自分の気持ちを高めてくれたり、新しい発想を生み出すきっかけになったり、目標達成をサポートしてくれたりするものだったら、人生にどんな変化が起きるでしょうか?

実は上手くいく人はこうやって言葉を自分の人生に役立てています。

あなたに一番影響を与えたのは誰ですか?

という質問に偉人を挙げる人、親を挙げる人、知人を挙げる人、色々な回答があります。

それも事実ではありますが、自分に最も影響を与えているのは間違いなく自分自身です。

そしてそれはこれからの人生についても同じです。

あなたに世の中で最も影響を与える自分という存在が、日々どんな言葉を使い、どんな会話をしているか、そのことがとても大切なのです。

本書の『はじめに』の章から文章を一部引用して、意志に関してと身近な方法で自分を変えられる言葉に関して解説しました。

著者の西剛志さんは脳科学者であり、自分自身との対話が脳内にどのような影響を与えるのかを研究しています。

言葉には自分を変える力があると先述しましたが、最新の脳科学の研究で何気なく話している、思考している言葉によって私達の脳内では想像している以上に変化が起きていることがわかってきています。

上手くいく人達の脳の研究の結論のひとつが上手くいく人ほど自分との会話が上手いことです。

脳の中で生まれる言葉と実際に声に出す言葉、この二つの言葉をまとめて「脳内トーク」と呼んでいます。

声に出す言葉も一度脳の中で作られているのでこちらも含まれます。

世界で成功している人達はこの脳内トークを人生の指針として大切にし、上手く活用しています。

代表的な例はスティーブ・ジョブズでしょうか。

ジョブズが毎朝、自分に対して「もし今日が人生最後の日だったら、僕は今からすることをしたいと思うだろうか?」と問いかけていたのは有名な話です。

これも脳内トークです。

成功者と呼ばれる人達の多くは脳内トークを意識的に活用して、自分を変えてきた人達なのです。

脳内トークを使って視点を増やしたり、自分の常識や思い込みを打ち破る、脳を良い意味でだまして自らを成功へと導いていったのです。

近年、多くの人が他人と話す技術は学ぼうとするのに、自分と話す技術はなぜ学ばないのかと本書では疑問視されています。

他人とのコミュニケーションも大切ですが、自分自身とのコミュニケーションも大切であることがこれで理解して頂けたかと思います。

脳内トークの技術を磨くことは自分をなりたい自分に導くために驚くほど有効な手段です。

ちなみに声に出しても心の中で言っても脳内トークの効果は変わらないことがわかっています。

これは意志の力は必要なく、忘れないようにするだけで実行可能です。

そして脳内トークは集中力やモチベーションを上げる「脳内トーク」や幸福度を高める「脳内トーク」など目的別に様々な形で応用も効きます。

その中で私が特にお勧めしたい脳内トークがメンタルを作る「脳内トーク」です。

脳内トークはポジティブシンキングではない

ポジティブシンキングという言葉を耳にする機会が増えました。

「前向き思考」が人生を豊かに生きるために必要な考えであるから、その逆の「後ろ向きな思考」はなるべく持ち合わせない方がいい。

はたして本当にそうなのでしょうか?

本書でもポジティブシンキングには触れられていて、こんな見解を示しています。

楽観主義と悲観主義に関するこんな実験があります。

アメリカ、ウェムスリー大学の心理学専攻のノエム教授らが2002年に行ったものです。

実験、被験者を集めてダーツを投げてもらう。

被験者は楽観主義者のグループと悲観主義のグループに分けた。

全員にポジティブなイメージ、ダーツで高得点を得るを持ってダーツをやってもらう。

結果、的中率が上がったのは楽観主義の人だけだった。

悲観主義の人達はポジティブなイメージを持っても、的中率は上がらなかった。

その後、こんな失敗をするかもといったネガティブなイメージをしてダーツを投げてもらったところ、ダーツの的中率が30%上がった。

悲観的に考えることはよくない効果をもたらすというイメージがありますが、実はそうではないということがわかった実験結果です。

悲観主義者にとって、物事が上手くいかないことを想像することはリスクを回避したり、先手を打つ方法を考えることになるため、彼らにとっては心理的に安心できる状態になり、パフォーマンスが上がるのです。

(『世界一やさしい 自分を変える方法』より引用)

元々楽観的な人達にとってはポジティブシンキングは受け入れやすく、効果も実感しやすいでしょう。

ですが、悲観的な人達がその考え方を無理に受け入れようとしても結局受け入れられずに効果は出ないのです。

それに楽観的な人達であっても、過度なポジティブシンキングは逆に効果が下がることも研究で証明されています。

楽観的な思考も悲観的な思考も脳内トークの一種です。

脳内トークを使用する際において大切なのは「バランス」です。

楽観的な脳内トークと悲観的な脳内トークはどちらも持つべきであり、両方の特性を知っておくことでどちらかに偏り過ぎずに互いの利点を上手く掛け合わせた効果が期待出来る。

先述した脳内トークを使って視点を増やすとはこのようなことです。

そしてこれは本書で挙げている様々な事例の脳内トークを理解して、私達の生活で忘れないように普段から意識的に使用するだけで、簡単に効果のある脳内トークを活用することが出来ます。

もしあなたが今少しでも自分を変えたいと思っているなら、本書をぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

本記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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