自分に優しくするには、まずは手袋をはめてみましょう『すぐれたリーダーほど自分にやさしい』

心理的な抑圧を緩和する
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日常生活で自分に優しく出来る場面

あなたの仕事終わりの楽しみは何でしょうか?

コンビニのアイスを食べることだったり、録画したテレビ番組を見ることだったり、好きなYouTubeチャンネルを見ることなど人によって様々です。

仕事終わりに楽しいことがあるからこそ、大変なことがあっても頑張れるんですよね。

私も一緒なので、大いに共感出来ます。

その様に自分自身に対して優しくすることは、今あなたが悩んでいる苦しさにも実は効果があります。

私もかつて人に言えないような悩みを自分一人で抱えていたからこそわかるのですが、悩みを抱えていると激しい自己批判をして自己嫌悪に陥ってしまっています。

そんな時は自分に優しくすることが、あなたが抱えている悩みの苦しさを和らげてくれるかもしれません。

今回ご紹介する『すぐれたリーダーほど自分にやさしい』は、リーダーだけではなく私達にも「自分にやさしくすること」の大切さを教えてくれます。

いつも本サイトを訪れて記事を読んでいただき、ありがとうございます。

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セルフコンパッションを理解する

著者の若杉忠弘さんは、グロービス経営大学院教授や企業の幹部研修のファシリテーターとして、年間1000人以上のグローバルリーダーの育成に携わっています。

ビジネスの現場の実情、研究の知見、そして自身の経験を踏まえ、確かな根拠と実感を持ってリーダーたちの仕事の場面でセルフコンパッションを取り入れて貰いたいと思い、本書を執筆したと述べています。

セルフコンパッションとは、一体何なのでしょうか。

本書では以下の通り、セルフコンパッションについて説明しています。

セルフコンパッションとは、一言で言えば自分に優しくすること。

そうすることで自分自身で心身を整え、安心感を得て、自信を持って前に進むことが出来ます。

セルフコンパッションの技術を身に付けることで、疲弊感や自己犠牲感が減り、自分、チーム、そして組織の成果を効果的に生み出すことが出来ます。

セルフコンパッションとは、自分で自分に優しくすることです。

「人に優しくしましょう」という言葉を幼い頃から聞いてきた私達にとっては、優しくする対象を自分自身に向けるのは何だか照れくさいような、恥ずかしい気がします。

それに、今まで自分に対して優しくすることをしてこなかったので、「自分に優しくする」と言われても方法がわかりません。

自分自身に対して優しくするとは、具体的にはどの様なことを行なえばいいのでしょうか。

本書の序章の「もう、自己批判はやめよう 知らずに、自分にダメ出ししてませんか?」から、セルフコンパッションをどの様な手順で行っているのか、そしてその特徴に関して次の通り解説しています。

  1. 自分が辛いということに気付き、バランスの取れた見方をします。これをマインドフルネスと言います。マインドフルネスとは、今に気付くという意味です。
  2. 次に誰でも辛い経験をすることを思い出します。これを共通の人間性と言います。
  3. そして最後に自分に優しさと励ましの言葉を掛けます。これを自分への優しさと言います。

セルフコンパッションの特徴は、マインドフルネス、共通の人間性、自分への優しさの三つです。

私達が自己批判する時にはこの三つが出来ていません。

図序の1で示したように、セルフコンパッションの逆さまを行なってしまうのです。

まず、ネガティブな感情に飲み込まれてしまいます。

次に「こんな辛い思いをしていることを、誰も理解してくれない」と孤独感を抱きます。

さらに、「自分はダメだ」と追い打ちをかけるように自分を厳しく批判してしまうのです。

自己批判を続けるということは、皆さん自身が自分の言動を24時間見張り、よくないことがあればすかさず厳しいツッコミを入れているのです。

皆さんはいつもびくびくと委縮し、不安を感じて生活することになります。

自信がなくなります。

新しいことに挑戦することもなくなります。

これではいいリーダーになるのは難しいですね。

自己批判から脱却する方法として、セルフコンパッションが生きてきます。

自己批判を続けてしまうことに関して、心当たりがある方もいるのではないでしょうか。

私自身も過去に「自分はダメだ」と自己批判ばかりして、ずっと苦しい思いをしてきました。

上記で説明されている通り、自分で自分の言動を見張り、厳しいツッコミを入れて落ち込んでさらに自己批判が強まってしまうという負のスパイラルに陥っていました。

その負のスパイラルを断ち切る行為がセルフコンパッションです。

自分に対して優しくなり、寄り添うことで自己批判する気持ちを和らいでくれます。

ところで、このセルフコンパッションの説明を聞くと何かに似ていると思いませんか?

自己肯定感です。

「自分自身を受け入れる」ということに関しては、セルフコンパッションは自己肯定感と似ています。

ですが、本書では自己肯定感とセルフコンパッションは違うと明確に断言しています。

自己肯定感に関してはご存知かもしれませんが、おさらいも兼ねてまずは自己肯定感について、本書は以下の通り定義しています。

自己肯定感との違いを理解すると、セルフコンパッションの理解も進みますので解説しましょう。

自己肯定感とは、自分自身をどれくらいポジティブに評価しているかという度合いです。

例えば、世界でもっとも使われている自己肯定感、英語では「セルフエスティーム」と言います、を測るアンケートには次の様に項目が並びます。

皆さんはこれらの項目にどのくらい同意出来るでしょうか。

「私は自分自身に大体満足している」

「私には結構長所があると感じている」

「私は大半の他の人と同じくらい物事がこなせる」

「私は自分の事を前向きに考えている」

「私は少なくとも他の人と同じくらい価値のある人間だと感じる」

これらにおおよそ同意出来た読者の方は、自己肯定感が高いと言えます。

同意出来なかった読者は、自己肯定感が低いということになります。

一般的に自己肯定感が高い人は、メンタルが強く幸せであり健康であると言われています。

逆に自己肯定感が低いままでは、不安を感じやすく落ち込みがちです。

リーダーも自己肯定感が高い方が成果を出します。

特に組織やチームを大きく変えないといけないような局面では、自己肯定感の高いリーダーが成果を出します。

これだけのメリットがあるのですから、自己肯定感が注目される理由もわかりますね。

自己肯定感に関しては、上記の説明でご理解して頂けたかと思います。

自己肯定感が高い人は仕事でも大きな成果を出せるということは、想像しやすいでしょう。

しかし、自己肯定感は万能ではありません。

自己肯定感を高くしようと思ったら、誰にでも出来るある裏技があるのです。

ですが、その裏技を行なってしまうと逆に自己肯定感が欠点になってしまう場合があります。

それはどういうことか、次の通り解説しています。

一方で自己肯定感には気を付けておきたいポイントもあります。

皆さんが仕事で失敗し、どん底に陥っている時の気分を想像してみてください。

この時、たいていの方は自己肯定感が下がります。

落ち込んでいる時には、自分の事を前向きに考えられないし、自分自身に満足も出来ません。

この局面で自分の事をポジティブに捉えるのは至難の業なのです。

私達が最も自己肯定感を必要としているその時に、自己肯定感は下がるのです。

大事なポイントはここからです。

この時、自己肯定感を無理に高めようとすると副作用が表れることがあります。

どういうことか説明します。

実は自分が失敗した時に、自己肯定感を高く保つ裏技があるのです。

「本当は自分のミスで失敗したとしても、自分は悪くなく周りが悪かった」と解釈したらどうでしょう。

「環境が悪かった、チームメンバーが手を抜いた」などと周りのせいにしておけば、自分の自己肯定感は傷つかずに済みます。

この裏技を使い、本当の自己肯定感を追い求めるというよりは、かりそめのその場しのぎの自己肯定感を高めてしまうことがあるのです。

こうしたことを続けていると、自分の過ちや弱点を認めることが難しくなります。

謙虚さを失い、ちょっと横柄な感じにもなります。

この傾向が進みすぎると、リーダーは自分に酔いしれるナルシスト的な言動をしたり、平気で攻撃的な言葉を使ったりするようにもなります。

皆さんの周りにもこうしたリーダーはいるかもしれませんね。

自己肯定感を無理に高めようとすると、自己中心的に世の中を見てしまうのです。

自己肯定感が高くても、それが必ずしもいい方向には向かないこともあるのが上記の説明でわかりました。

自分の過ちや弱点から目を逸らすことは簡単に出来ます。

「これ以上、自分が傷つきたくないから」という理由で目を逸らすこともあると思います。

でも、それでもいいんです。

大切なのは塩梅です。

目を逸らすことが自分の中に定着してしまうと、自己中心的な性格になってしまうことに気を付ける。

自分自身の心の状態を鑑みて、適度に目を逸らすことも「自分に優しくする」ことだと私は考えています。

自分が落ち込んでいる場面などでは自己肯定感は無理に使わないほうがいいことがわかりました。

そこで本書が推奨しているのがセルフコンパッションです。

「自分に優しくする」と聞くと、それでは自分に対して甘えが出てしまうのではないかと思われたかもしれません。

その疑問に対して著者は自身の経験を踏まえ、次の通り見解を示しています。

しかし、そこで驚くべき事実に出会います。

それは自己肯定感を重視しすぎると、自己中心的になり周囲に悪影響を及ぼす、といった副作用やリスクがあるということです。

その副作用故に、この分野で先行する欧米では、すでに自己肯定感を高めるアプローチは下火になっていったのです。

こうした中、自己肯定感に代わるものとしてセルフコンパッションを知ったとき、「これだ!」と直感しました。

それと同時に、「これは私自身が必要としていることだ」と感じました。

当時、働きながら経営学を学んでいた私は仕事と研究が忙しく、燃え尽きそうになっていた自分にセルフコンパッションのアプローチを取り入れました。

自分が回復し、救われる経験をしたのです。

「自分への優しさが強さを育むのだ」と身をもって実感しました。

自分に何をさせることが自分への優しさなのか、と自問する余裕も出て来ました。

そのとき、自分の中に沸々と湧き上がった気持ちがセルフコンパッションを研究し、広めることでした。

しかし、皆さんはこう思うかもしれません。

「リーダーが自分に優しくしていいのか」と。

「リーダーは成果実現に向けて、自分を厳しく駆り立てる必要がある」と。

実際、セルフコンパッションの話をするとビジネスパーソンから自分を優しくすることに疑問の声が上がります。

「心が弱くなり、厳しいビジネスの状況を乗り越えられない」

「自分を甘やかしてしまい、仕事へのやる気がなくなる」

「わがままになり、チームワークやコラボレーションに支障が出る」

「自分優先となり、チームメンバーのことをケア出来ない」

はっきりと答えましょう、これらは全て間違いです。

実際はセルフコンパッションを身に付けることで、皆さんは大変な状況を乗り越える強さを育み、仕事へのやる気も高まります。

それだけではありません。

コラボレーションもうまく進み、チームメンバーも付いて来るのです。

これこそが本書でお伝えしたい核心です。

本書では、「自分に優しくすることは、自分を甘やかすことに繋がらない」ということが何度も強調されて出て来ます。

セルフコンパッションに対してちゃんと正しい認識を持っていれば、自分を甘やかさずに本書が定義する「自分にやさしくする」ことが行えるようになります。

本書はリーダーに焦点を当てていますが、私達にもセルフコンパッションは適応出来ます。

そしてセルフコンパッションは自分に対して優しく出来るだけではなく、自分が抱えている嫌な気持ちや不快な感情にも向き合えるようになります。

それに関しては、本書の第1章の「つらい気持ちを引きずらない 痛みに抵抗するのはやめよう」で紹介されている次の内容が参考になります。

手袋をはめれば、自分と向き合えるようになれる

次の逸話を読んで皆さんはどう思われるでしょうか。

ある人が毒矢に射られました。

すぐに毒が回り始めています。

医者が駆け付け、命を救おうと毒矢を抜こうとしています。

しかし、その人はこう言います。

「いや、待て。この矢はどこから飛んできたのか、誰が私に矢を射ったのか、その人はどんな人なのか、それがわかるまではこの矢を抜くな。」

きっと、こう思ったでしょう。

「そんなこと言っていないで、矢を抜けばいいのに。」

そうなのです、矢をすぐに抜けば痛みは最小限に抑えることが出来ます。

「誰が矢を放ったのか」などと考えていては、痛みは減るどころか毒が周りますます辛くなるばかりです。

矢を射られたある人とは、私達のことを表していると言ったら驚くでしょうか。

もちろん今の時代、職場で物理的に矢が飛ぶことはありません。

しかし、多くの方が心に矢が刺さったときに、この悲劇と全く同じことを繰り返しているのです。

例えば、リーダーは矢面に立たされることが良くあります。

そのとき皆さんが言われなき誹謗中傷を受けて傷ついたとしましょう。

そして、こう思うのです。

「誰がこんなことを言っているのか、なぜこんなことを言われないといけないのか」と怒りがこみ上げてきます。

考えれば考えるほど、理不尽に思えてきます。

ネガティブな感情の渦に夜の寝つきも悪くなります。

こうして毒が回るかのように、どんどん辛くなっていくのです。

正に毒矢の逸話と同じ筋書きが展開されているのです。

(『すぐれたリーダーほど自分にやさしい』より引用)

理不尽だったり、不運な出来事に遭遇すると必ずと言ってもいいほど、遭遇した人はある言葉を発します。

その言葉とは、「なんで!?」とか「どうして!?」などの原因を特定しようとする言葉です。

目の前で起こった出来事をどう対処するかよりも、なぜこうなったのか理由を先に知りたがるのが私達の心理です。

それほど、自分の中に不可解なことを抱えているのはストレスが強く、不快に感じます。

ただ、その人として当たり前の心理が不快な感情をさらに増幅させてしまう原因にもなります。

それがどういうことか、本書の文章の続きをご覧ください。

何が起きているかを整理しましょう。

確かに言われなき誹謗中傷を受ければ、心に痛みを負います。

ここで問題なのは、痛みに抵抗していることなのです。

「そんなことが起きるべきではなかった」と周りを責めている態度が抵抗です。

そして、抵抗していることによって痛みが増幅していることに注目してください。

毒矢の例えで言えば、矢が体に突き刺さることで痛みが走ります。

この痛みは避けることは出来ません。

しかし、「誰が矢を射ったのか」と考えている内に傷が深くなり、毒が回り、痛みがますます増幅してしまいます。

それが苦しいのです。

つまり、こういうことです。

痛み×抵抗=苦しみ

この式の意味するところは、痛みに抵抗することで痛みが増幅して苦しみになるということです。

もちろん、痛み自体を無くすことは出来ません。

私達は傷ついた時に抵抗することで、その痛みを不必要に大きくしているのです。

この抵抗には、様々なパターンがあります。

主だったものを紹介しましょう。

毒矢の例えや誹謗中傷の例で紹介したように、犯人探しが一つのパターンです。

誰かを責めようとすると、心の傷みに加えて怒りや恨みが心に燃え上がります。

そして、ますます辛くなるのです。

「こんなことが起きたのは自分のせいだ」と、自分を責め立てるのもよくある傾向のパターンです。

序章でも解説した自己批判です。

自己批判をしたところで、誹謗中傷が無くなるわけでも、その痛みが消えるわけでもありません。

むしろ、自己批判はすでに傷ついている自分に追加で矢を放つようなものですから、それは苦しいでしょう。

もう一つの抵抗のパターンは、暴飲暴食です。

仕事で辛い時やイライラするような時は、その痛みを忘れようと衝動的に極端な行動に走ってしまうことがあります。

暴飲暴食をして、仕事の嫌なことを忘れられるでしょうか。

一時は忘れられるかもしれません。

しかし、その一時を過ぎれば元の木阿弥です。

その上、暴飲暴食をすると罪悪感を持つことになります。

暴飲暴食が長く続けば、体調も崩してしまいます。

結局、痛みが増幅してしまうのです。

爆買いもこのパターンですね。

心に傷を負った時に、人は抵抗しようとします。

ですが、抵抗すればするほど痛みは悪化し、より苦しい状況に陥ってしまいます。

そんな時に自己批判をしたり、暴飲暴食をしても結局は自分自身のことをより傷つけてしまうだけになってしまう。

もしかしたら、あなたにもそんな経験があるのではないでしょうか。

私は両方ともあります。

自分の事をなんてダメなんだと追加で矢を放ち続けたり、食べたり飲んでいる間は夢中になって嫌な出来事を忘れられるからという理由で暴飲暴食をした後に、体調の悪さと心の痛みで心身共により傷つける行動を繰り返していました。

この様に抵抗すればするほど、より傷は深まっていく一方です。

では、どうすればいいのでしょうか。

その答えは抵抗しないことです。

上記で説明した通り、抵抗が痛みを増幅させてしまうのだから、ここを最小限にすれば痛みの増幅も抑えられます。

ですが、今までずっと抵抗してきたのに何もしないというのは気が落ち着かないですよね。

最初に受けた痛みが耐え切れないから今までずっと抵抗していたのに、それをするなと言われてもどうすればいいのかわかりません。

そんな時に手を差し伸べてくれるのがセルフコンパッションであり、自分で自分に優しくすることです。

自分に優しくすることは痛みの抵抗を抑え、痛みを受け入れやすくしてくれます。

本書でも「セルフコンパッションとは心の受け身だ」と述べられており、以下の通り解説しています。

柔道や合気道などの武道を始めると、まず受け身を練習します。

相手から攻撃された際に、体へのダメージを回避するために素早く自ら倒れ受け身を取ります。

その際、床との衝撃を柔らかく逃がすようにするのがコツです。

攻撃に対して無理に抵抗していると、相手の力を全て受けてしまい、大怪我をしてしまいます。

そうならないように、自分から倒れに行き、相手の攻撃を巧みに最小化し、自分の安全を確保します。

受け身は大切です。

これが武道家の常識です。

ひるがえって、リーダーの皆さんは心の受け身を練習しているでしょうか。

リーダーは心に様々な攻撃を四六時中受けます。

武道家の観点から考えれば、心の受け身を知らずして日々戦いに挑んでいるとしたら、これほど恐ろしいことはないはずです。

そう、私達は心の傷に対してあまりにも無防備だったことに気付かされます。

これではボロボロに傷ついてしまい、辛くて当然です。

でも、もう大丈夫です。

セルフコンパッションとは、心の受け身であり、正しい傷つき方のことだからです。

正しく傷つくには、痛みを避けたり抵抗したりするのではなく、痛みに触れることがカギとなります。

痛みに触れるのは、誰でも嫌なものです。

だからこそ、自分への思いやりという手袋で心の痛みに暖かく触るというアプローチを採用するわけです。

そうすることで、ポジティブな感情もネガティブな感情も全て感じられるようになります。

強いリーダーを目指すために、感情を感じる回路をシャットダウンし、無機質で無慈悲なリーダーになる必要はありません。

セルフコンパッションを活用して、より人間らしいリーダーになることを本書は提案しているのです。

「感情を感じる回路をシャットダウンし」とありますが、嫌な出来事が起こった時に嫌な感情を感じないようにしようとするのは、リーダーだけではなく私達も同じです。

感情そのものに目を逸らすことで、痛みを最小限にしようとする。

実はこれも「意味のない抵抗の一つ」として、本書で例に挙げられています。

痛覚を遮断しようとしても、結局は心のどこかでは感じてしまっているのです。

一時的にはそれでごまかせるかもしれません。

しかし、それも結局は長続きしないことがわかっています。

心のどこかで少しでも痛みが感じられている以上、どんどん蓄積されてしまい耐え切れなくなった時に「無視出来ない痛み」として表れるからです。

だから、「辛い」とか「苦しい」などの痛みを感じている感情を無理に無視しようとしなくてもいいのです。

その感情をまずはちゃんと受け入れてあげてください。

大丈夫です、ここまでこの記事を読んでくださっている心の優しいあなたなら、思いやりという手袋をはめて心の痛みに暖かく触れられます。

今までずっと目を逸らしてばかりだった心の傷に、正面から向き合えるようになります。

思いやりという手袋をはめた後の具体的な心の傷の触れ方に関しては、本書で詳しく説明しています。

あなたが自分自身を本当の意味で優しく出来るようになるために、本書をぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

本記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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