「自分に価値がない」と思うのなら、ドーナツの穴を埋めましょう『あなたは何も悪くない』

心理的な抑圧を緩和する
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あなたには価値がある

「自分が悪いんだ」

「自分のせいだ」

そうやって何かにつけて、あなたはご自身のことを責めてはいないでしょうか。

反省するのは大切なことですが、これでは自分で自分のことを傷付けて満足する自傷行為と何も変わりません。

その傷の痛みがあなたの人生を明るく照らしてくれたことが今までありましたか?

むしろ傷があることで、あなたの人生をより暗いものにさせてしまっているのではないでしょうか。

なぜそのような思いが生まれてしまうのかというと、「自分には価値がない」とあなたが心の底でそう思っているからです。

ですが、私は断言します。

あなたが生きているだけであなたには価値があります。

この言葉を聞いて、あなたは「自分には価値があるんだ」と思われたでしょうか。

おそらく、まだあなたはこの言葉を素直には受け取れていないはずです。

その理由は様々な思いが逡巡して、「あなたには価値がある」という言葉を受け取るのを拒んでいるからです。

では、どうすればその逡巡を止めて、価値があると思えるようになれるのでしょうか。

今回ご紹介する『あなたは何も悪くない』は、あなたがあなたのことを認められるように導いてくれる本です。

いつも本サイトを訪れて記事を読んでいただき、ありがとうございます。

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あなたがあなたのことを責め続けてしまう理由

著者の岡田沙織さんは家庭環境やいじめ、不登校などで生きづらさを抱え、悩んでいる十代の若者たちのSNS相談をされているカウンセラーです。

2015年にNPO法人を立ち上げて、理事長としても活動されています。

NPO法人を立ち上げるきっかけとなったのは、「昔の私の様に一人で泣いている若者を笑顔にしたいと、メールアドレスとLINEのアカウントを交換し、同じように苦しんでいる子がいたら「いつでも連絡して」というメッセージを発信し始めたこと」だと本書で語られています。

「昔の私の様に」と書かれている通り、著者の半生も壮絶な人生でした。

家庭内暴力、リストカット、いじめなど著者の半生から起こった出来事を一部分だけ抜粋しましたが、これだけでも著者の半生が壮絶なものだったことが推測がつきます。

ですが、著者自身は「そんな過去も自分の大切な一部として自慢に思っていますし、誇りにも感じています」と話されています。

なぜ、そう思えるようになったのでしょうか。

その理由こそが著者が本書で伝えたいことにもなっているのですが、本書のプロローグ「あなたが頑張ってきたの、知ってるよ」で以下の通り説明しています。

今、この本を手に取ってくださった方の中には、昔の私の様に何かに疲れ、何かを諦め、人生は苦労が多いものだと感じている方もたくさんいるのではないかと思います。

もしかしたら、頭のどこかで「自分は幸せにはなれないんだ」とか「今こうなっているのは全て自分が悪いからだ」とか「もうこの先良いことなんてないんじゃないか」と諦めて、身も心も疲弊してしまっているのではないですか?

中にはそこまでは悩んでおらず、「仕事も楽しく充実してやっているけど、このままでいいのかな」、「何の為に毎日頑張っているんだろう」と自分の幸せがわからなくなっている方もいるかもしれませんね。

そんなあなたに、私がこの本を通して伝えたいことがあります。

「あなたは何も悪くない」ということ。

「そんなことはない。自分は未熟でまだまだ」とか「いやいやそうは言っても、人に迷惑ばかりかけて生きてきているよ」と思う方もいるかもしれないですが、この本を読んで頂いている間、私がずっとあなたに伝え続けたいこと。

それが「あなたは悪くない」ということなのです。

(『あなたは何も悪くない』より引用)

「あなたは悪くない」という言葉を聞いて、あなたはどう思われましたか。

その言葉を素直に受け取れましたか?

あなたの心に意識を向けてみてください。

「でも」とその言葉に対して、反発するような感情が湧いているのではないでしょうか。

それは「自分の事を何も知らないのに、どうしてそう言い切れるんだ」という不信感からでしょう。

なぜ著者は「あなたは悪くない」と断言出来るのか、次の通り文章は続きます。

だって、あなたは誰よりも頑張ってきたはずだから。

いつもいつも頑張り続けているはずだから。

友達に馬鹿にされたり、先生にいくら怒られても、頑張って学校に行っているのかもしれない。

学校を休んだら、親や先生に色々言われてどうしたらいいのかわからなくなっても、そんな毎日を必死に頑張っているのかもしれない。

上司が気分屋で、その機嫌に毎日振り回されていても、文句を言わずに仕事をこなしているのかもしれない。

会社のことを考えて、お客さんのことを考えて、誰も認めてくれなくても毎日仕事を頑張っているのかもしれない。

家事に子育てに自分の時間が取れなくても、毎日家族の為にお母さん業を頑張っているのかもしれない。

中にはお仕事をしながら親の面倒を見たり、家族の介護をしている人もいるかもしれない。

自分の老いと戦いながら、親やパートナーの介護をしているのかもしれない。

そんな風に誰も褒めてくれなくても、誰も認めてくれなくても、毎日自分に鞭打って頑張っているはずなんです。

でも頭の中では、「あれをやらなきゃ。これもやらなきゃ。もっとこうすればよかった」と焦りにも似た思いで自分の事を追い込んでしまう。

もしかしたらやるべきことをやらないと、「自分はダメな人間だ」とか、「誰にも認めてもらえない」とか、そんな風に思っているのではないですか?

だけどもう、そんな呪縛からあなた自身のことを解放させてあげて欲しいのです。

他の人からずっとそうやって追い込まれてきても、文句も言わず、逃げ出すこともせず、今日までこうして頑張ってきた自分にどうか気付いて欲しいのです。

(『あなたは何も悪くない』より引用)

あなたは自分で自分の事を追い詰めるのは、当たり前だと思ってはいないでしょうか。

もしかしたら、「生きるとはそういうことだ」と思われているのかもしれません。

ですが、そう思っていることが呪縛になっています。

その思いが呪縛だと言い切れるのは、あなたがその思いを抱えて苦しそうにしているからです。

もし苦しんでいなければ、「自分には価値がない」と思わずにこの記事を読もうとはしないはずです。

今あなたが文章を読んでいて何か息の詰まった苦しさがあるとすれば、それはあなた自身が引き起こしています。

この呪縛から解放するにはどうすればいいのでしょうか。

解放する方法に関して、本書の第1章の「心の奥に押し込んだ自分を許してあげる」で次の通り説明されています。

私が自分と向き合って人生を大きく変えることが出来たのは、私が強かったわけでも、運が良かったわけでも、何か特別なことをしたわけでもありません。

ただただ、それまでの自分を赦し、どんな時も自分が自分の味方で居続けたのです。

でも、それが簡単に出来たら苦労はしないわけで、頭ではわかっていてもダメな自分を責めてしまうし、自分を愛することも、味方になることもそう簡単には出来ないものです。

子供の頃から「もっと頑張りなさい」と努力を強いられたり、「何でお前はそんなことが出来ないんだ」と責められたりして、「こうなったのは全て私が悪いからなんだ」と自分で自分を否定する癖がついてしまっていたりしたら尚更。

そうやって頑張っていることを強要されていたら、いつも頑張っている状態がデフォルトになってしまうし、出来ない自分を責めることが当たり前になってしまう。

私も正にそうでしたから。

あなたのその痛み。

疲れてしまっているあなたのその心。

あなたの孤独感。

そしてあなたの頑張ってきた日々。

「誰も味方がいない」、「誰もわかってくれる人はいない」とずっと一人で戦ってきたのですよね。

優しいあなたは誰かの為に自分を犠牲にして、今日もまた頑張っているのかもしれません。

けれど、あなたのことを大切に思っている人は、あなたが我慢や無理をしてまで何かをして欲しいとは思わない。

いつもあなたには笑っていて欲しいし、自然体のままでいて欲しいし、好きなことをして楽しそうにして欲しいと願っています。

会ったことはないかもしれないけれど、この私だってこの本を手に取ってくださったあなたにはいつもその様にいて欲しいと心から願っています。

そして実は、世界中の誰よりもそんな風にあなたが笑顔で幸せでいてくれることを望んでいる人がいるんです。

それは他でもない、あなた自身。

あなたがずっと心の奥に閉じ込めてきた本当のあなた自身が、今も今までもずっと、あなたに幸せでいて欲しいと願っています。

理不尽なことで怒られて苦しくて堪らなかった時も、信じていた人に裏切られて悲しくて堪らなかった時も、傷ついてボロボロになった時も、あなたの心の奥にいつも味方でいてくれるあなたがいます。

あなたが頑張り続けた日々をいつも、誰よりも一番近くで見てくれていた人は他でもないあなた自身です。

ずっとあなたのことを見てくれたあなたがいるんです。

(『あなたは何も悪くない』より引用)

あなたは胸を張って、「自分の味方は自分だ」と言えるでしょうか。

むしろ逆に、自分で自分の事を否定して拒絶しているかもしれません。

まずはそのあなたがあなた自身のことを拒絶してしまうのを止めましょう。

拒絶するのを止めようとしたら、「自分なんて」と自分の悪いところや嫌なところが思い浮かんだのではないでしょうか。

「自分なんて」とそれ以上、あなた自身のことを責めなくてもいいんです。

「いつもあなたには笑っていて欲しいし、自然体のままでいて欲しいし、好きなことをして楽しそうにして欲しいと願っている」のは著者だけではなく、この記事を書いた私も同じです。

あなたはもう十分頑張ってきたのですから、それ以上自分の事を追い詰める必要はありません。

そう言われても、あなた自身も「自分で自分の事を傷付けているのは薄々わかっているんだけど、止める方法がわからない」と思っていることでしょう。

その止め方の鍵を握っているのは、「あなたが頑張り続けた日々をいつも、誰よりも一番近くで見てくれていたあなた」です。

あなたはあなた自身しかいないと思っているかもしれませんが、実はあなたの中にはあなた以外にもう一人います。

ややこしくなってしまったので、あなたの中にあなたという存在が二人いるのだと考えてみてください。

あなたはそのもう一人のあなたの存在をどうすれば感じ取れるようになるか、以下の通り解説しています。

この本を手に取ってくださったのも、もしかしたらあなたの中に閉じ込められているあなた自身が気付いて欲しくてサインを送ってくれたのかもしれません。

「そんな自分なんかどこにいるんだ」と思った方は、心の奥に押し込んだ小さな自分を思い浮かべてみてください。

子供の頃のままの小さい自分が心の奥にいる。

そんなイメージです。

その押し込められている小さな自分というのは、言わばあなたの感情でもあります。

「あれやりたい、これやってみたい、楽しい、嬉しい、悲しい、苦しい」とただ純粋に無邪気に感じる本能だと思ってください。

心の中にいるそんな子供の様に無邪気なあなたが、我慢したり、失敗したり、人から責められてきた経験から、「どうせ自分は出来ない、また怒られる」とどんどん心の奥の檻の中に押し込められていきます。

そんな風にずっと我慢をしたり、無理ばかりしていると、その小さな自分イコール感情を押し込めることが癖になります。

何か辛いことがあっても、「辛い」と言っている小さな自分を出来るだけ見ないように、すぐさま檻に閉じ込めて、その檻さえも鎖でぐるぐる巻きにして鍵を掛けてしまいます。

そうやって小さな自分の声を遮断してしまうのです。

そして小さな自分とは逆の、頭の方で処理をしようとします。

そう、思考で納得させて解決しようとしてしまうんです。

例えば、恋人に振られて本当は悲しくて寂しくて堪らないのに、「きっと縁がなかったんだな」、「他にきっと合う人がいるんだ」みたいに自分を納得させようと、頭で色々考えて自分に言い聞かせてしまう。

そのようなある意味プラス思考みたいな考え方も大切ですし、辛いことを乗り越えるには必要なことではあるけれど、その前にもっと重要なことがあります。

心の奥で叫んでいる小さな自分の存在を一度しっかり認識すること。

その声をちゃんと聞いてあげること。

見ないよう、聞こえないよう、心の檻に閉じ込めてしまわずに、「自分は今悲しいんだ」、「恋人に振られてすごいショックで傷ついているんだ」などの感情を認めてあげるのです。

(『あなたは何も悪くない』より引用)

もう一人のあなたとは「小さな自分」であると思えば、想像しやすいでしょう。

子供の様に無邪気で自分が思っていることを率直に感じ取れるあなたです。

そんな「小さな自分」のもう一人のあなたは心の中に確実に存在しています。

もし感じ取れないなら、それだけあなたが本当の気持ちを今まで必死に押し殺してきた証拠です。

「あれやってみたい」や「これやってみたい」など「本当はこうしたい」という思いは、誰の胸の内にある純粋な気持ちです。

そんな純粋な気持ちを理性で「いらない」と判断し続けることに慣れてしまって、気付けなくなってしまっています。

もう一人のあなたとは、小さな自分であり、あなたの本当の気持ちです。

もちろん、人との関わりの中でいつも自分の意見だけを押し通そうとするのは、それはそれで問題が生まれてしまいます。

ですが、心の中でどう思っているのかはその人の自由です。

心の中であなたが本当はどう思っているか、そのまま感じてもいいのです。

それは誰にも干渉されないあなただけの特権です。

せっかくあなただけにしか出来ないことがあるのなら、素直にその思いを感じてみてはいかがでしょうか。

行動や言葉にするのが憚れるのなら、心の中だけでも思ってみる。

それだけでも、あなたの心の中にいる「小さな自分」の存在を感じ取れて、その存在を認めることで自分の事を拒絶してしまう気持ちは薄れていくでしょう。

そして自分で自分の事を認められるのはあなたにしか出来ません。

「自分の事を認めて欲しい」と他者に求めようとする思いが、もしかしたらあなたの中にあるかもしれません。

ですが、いくら他者に求めても、仮に認めて貰っても、あなたの気持ちは満たされないのです。

第3章の「幸せは、あなたが決めていいんです」から「心のドーナツとブラックホール」で、その根拠を次の通り述べています。

ドーナツがあなたという存在に価値があることを教えてくれる

私自身が色々な経験をして、また多くの方々の相談に乗ってきて感じていることがあります。

それは人は生まれた時には、心に丸く穴が空いているということ。

出来立ての柔らかいふわふわのドーナツみたいなものを想像してみるといいかなと思うのですが、生まれたばかりの幼い頃の心は、ふわふわの柔らかいドーナツのようになっています。

その穴は親からの無条件の愛でのみ満たされ埋まっていき、成長していくにつれメロンパンの様に丸くふっくらと豊かな心になっていきます。

欲しい愛を親から貰うことが出来ないまま成長すると、その穴は埋まるどころか、穴の周りがカピカピにひび割れ固まっていきます。

出来立てのドーナツが時間の経過で酸化して茶色くなり、ひび割れて固くなっていくようなイメージです。

思春期を迎え、大人に近づいてくるとその穴がブラックホール化していきます。

空気中のカビ胞子をどんどん取り込んでカビが増えていくように、その穴は親から貰いたかった愛情を異性や周りの人に求め、吸い込むのです。

大抵の場合、恋愛で異性に求めることが多いので、「こんな風に親から愛されたかった」というような愛情。

親から掛けて欲しかった言葉。

「こんな風にして欲しかった」というスキンシップや愛情表現を異性に求めるようになります。

「愛してるよ」

「好きだよ」

「君だけだよ」

「あなただけよ」

「離れないよ」

など、ずっと言って欲しかった、求めていた言葉や表現を異性から吸い取ろうとするのです。

だけど、物凄い威力のブラックホールなので、今日言って貰ったところでその効果は持続することはなくて、また次の日も、

「愛してるって言って」

「私のことどう思っているの?」

「他に誰かいるんじゃないの?」

と相手を責めたりして、愛を執拗に求めます。

「欲しい欲しい」と常に欲しがるので、ちょっとやそっとの愛情表現では満たされず、穴自体もブラックホールですから、いくら言われても「もっともっと」と終わることなく枯渇し、求め続けます。

恋愛依存に陥る方には、こういうパターンがとても多く、幼少期に満たされなかった心のドーナツの穴を埋めるために恋愛を繰り返したり、色々な人と関係を持ったりして、必死で愛を繋ぎとめようとする行動や愛されているというような言動を繰り返すわけです。

(『あなたは何も悪くない』より引用)

相手に自分の事を認めてもらおうとしても意味がないことが、上記の引用から理解して頂けたと思います。

ドーナツの穴を満たすには、「幼少期に親からの無条件の愛が与えられること」と書いてありますが、その穴は大人になってからも修復出来ます。

それが自分で小さな自分を受け入れて、認めてあげることです。

自分で自分を認めようとしても、あまり実感がないと思われたかもしれません。

それはあなたが「自分には価値がない」と心のどこかでそう思っているからではないでしょうか。

「自分に価値がないから、自分で自分を認めようとしても自分の言葉に重みがなくて、言葉が軽くなり流されてしまう」

そう思われたのではないでしょうか。

あなた自身の言葉にもちゃんと重みがあり、何よりもあなたという存在自体に価値があることを再認識する必要があります。

では、どうすればあなたが「自分に価値がある」と思えるのか、同じ章の「相手の問題にあなたの価値は関係ない」から次の通り見解を述べています。

だから、これだけは覚えておいてくださいね。

相手の問題にあなたの価値は全く関係ないのです。

学校で仲間外れにされて誰も仲間に入れてくれないことがあったとしても、それはあなたに価値が無いからじゃなくて、誰かを仲間外れにする人達の心の問題。

あなたの価値には関係ない。

ママ友でいつも嫌味を言ってくる人がいて、マウンティングばかりされることがあっても、それはあなたに価値が無いからじゃなくて、人の優位に立たないと生きていけないその人の心の問題。

業績が悪くなるといつも機嫌が悪くなって、当たり散らす上司がいたとしても、それは業績が悪い部署のみんなや思うように成績を上げられないあなたのせいじゃなくて、思うようにいかないと機嫌が悪くなるその人の心の問題。

長年連れ添ったパートナーが介護状態になり、「私が苦労を掛けてしまったからだ」と感じたとしても、それはあなたのせいじゃなくて、パートナーの心や体の問題です。

世の中にはそんな風に自分の責任や自分の価値に関係ないことを、「自分が悪いからだ」と自分の問題として自分を責める方が多くいます。

そして皆さん、そんな自分に価値が無いと思っています。

「お前のせいだ」と誰かに責められても、あなたは何も悪くない。

それは相手の弱さの問題。

「あなたのせいだ」と誰かに罵られても、あなたは何も悪くない。

それは相手の心の問題。

「お前のせいでこうなった」と誰かに攻撃されても、あなたは何も悪くない。

それは相手が自分で選択した結果。

だからこれからは、相手の分まであなたが背負わなくていい。

誰かの分まであなたが背負わなくていい。

「自分のせいだ」

「自分が悪いからだ」

とずっと責めてきたのは、あなたが優しい人だから。

これからはその優しさをあなた自身の為に使ってあげてください。

あなたは何も悪くないのですから。

(『あなたは何も悪くない』より引用)

あなたは今まで、あなたとは何も関係のない相手の問題まで背負ってきました。

だから、「自分に価値がない」と思わされてきたのです。

ただ、それが錯覚であることは上記の引用通りです。

そしてもうこれ以上、「自分のせいだ」とか「自分が悪いからだ」と責めなくていいのです。

そういった自傷行為を止めて、あなたの優しさをあなた自身に向けてみてください。

その優しさがあなたの心のドーナツの穴を埋めて、あなたに「自分に価値がある」と思えるようにしてくれます。

もちろん、最初からいきなりそう思えるようになれるわけではありません。

ですが、少しづつでも時間をかけていけば、その優しさでドーナツの穴の中が徐々に満たされていくことでしょう。

そしてそれはあなたの中にいる、小さな自分の存在を受け入れられることにも繋がります。

小さな自分の存在を受け入れた後に、小さな自分とは今後どのようにして関わっていけばいいのか。

その続きは本書に記載されていますので、あなたがあなた自身に価値があり、あなたは何も悪くないと本心からそう思えるように、本書をぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

本記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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