自分のことを「弱い」と思うのなら
あなたは自分のことを「弱い」と思ったことはありますか?
生きていると必ず、自分の弱さに出会う場面があります。
しかし、そこで自分の弱さを否定したところで現状は何も変わりません。
では、どうすれば自分の弱さをなくせるのでしょうか。
それにはまず、弱さに対する定義を見直してみるところから始めるべきだと私は思います。
私達は「強いこと」がいいことであって、「弱いこと」は悪いことであると考えてしまいがちです。
ですが、その考え方自体がそもそも間違っているのです。
「弱さ」とは、誰にでもあるものです。
この世に「強さ」だけ持っている人間は存在しません。
皆、何かしらの「弱さ」を抱えながら生きています。
あなたは自分の弱さについて、どう思っているでしょうか?
そんな「自分の弱さ」と正しく向き合えるように指南してくれる本が、今回ご紹介する『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』です。
いつも本サイトを訪れて記事を読んでいただき、ありがとうございます。
こちらの書籍はAudibleでもご利用頂けます。
現在、Audibleを新規登録される方は30日間無料で体験することが出来て、今回ご紹介した書籍も無料体験中に聴くことが出来ます。
こちらのボタンからAudibleの公式ページに移動出来ますので、Audibleに興味を持たれた方はこの機会にぜひご利用してみてください。
ホスピス医から見た「強さ」
著者の小澤竹俊さんはホスピス医です。
あなたはホスピス医がどの様な仕事なのかをご存知でしょうか。
あまり聞き慣れない職業なので、「正直よくわからない」と思われたかもしれません。
私も本書を読む前までは、あまりよく知りませんでした。
そこでホスピス医とはどういう仕事なのかを、本書の第一章の『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』の『人生の最終段階を迎えた人と関わるホスピス医という仕事』から次の通り説明しています。
私は大学院を卒業した後、救命救急センター、農村医療に従事し、1994年から横浜甦生病院ホスピス病棟で働き始めました。
これがホスピス医としての人生のスタートであり、2006年には神奈川県横浜市瀬谷区に、めぐみ在宅クリニックを開院しました。
「ホスピス」という言葉はラテン語のhospitum(ホスピティウム)、客を厚遇すること、温かいもてなしに由来しています。
ホスピスの原点は、中世の初めにヨーロッパ西部キリスト教の教会や修道院が休息や介護を提供したこと、巡礼や旅人に水や食物を与えた場所にあるようです。
そのせいか、日本では緩和ケアを行う施設のことを「ホスピス」と呼ぶことが多いのですが、そもそもは人生の最終段階を迎えた人をもてなし、穏やかに過ごしていただくために行われる、痛みや苦しみを和らげる治療やケアのことを指します。
めぐみ在宅クリニックでは、24時間、365日の診療体制を整え、命の限られた患者さんや、高齢のため足腰の負担が増え、通院が困難な患者さんが、住み慣れた自宅や介護施設で療養を続けることが出来るように、定期的な訪問を行ったり、緊急時には応診などを行ったりしています。
訪問範囲は基本的には5km圏内で、常に300人以上の患者さんと関わっていますが、高齢者の方や末期のがんなど重い病気を抱えている方が多く、毎月平均して約30人、そのうち在宅で亡くなる方は約25人の方が亡くなっています。
私が担当し、看取ってきた患者さんは3800名以上に上ります。
患者さんに対し、私が援助者として行っているのは、心体的な痛みを鎮痛剤などで和らげつつ、この世を去る瞬間まで出来るだけ穏やかに過ごし、「生きてきてよかった」と思っていただけるためのお手伝いをすることです。
(『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』より引用)
上記の引用から、ホスピスがどんな仕事なのかだいぶ掴めたと思います。
ホスピス医として多くの人を看取ってきた著者ですが、そんな著者が「人が最も弱さを感じるのは、死を目前にしたとき」だと語っています。
それは実際に死を目前にした人達を数多く見てきて、今まで自分のことを「強い」と思ってきた人ほど何も出来なくなる現実を目の前にして、弱さを必ず感じるからだと説明しています。
では、人が思う「強さ」とは一体何なのでしょうか。
著者が考える「強さ」について、『はじめに』から以下の通り見解を述べています。
この世の全ては変化する。
「あなたの強さはあなたの弱さから生まれる」
このタイトルを見て、皆さんはどのような感想を抱きましたか?
「自分は弱い」
「自分には力がない」
「自分には何も出来ない」
と感じている方は、「自分のどこに力があるんだろう」と思われたかもしれません。
逆に、
「自分は強い」
「自分には力がある」
「自分には何でもできる」
と感じている方は「自分は弱くなんかないのに」と思われたかもしれません。
何だか禅問答のようなタイトルですが、ここで私が言う「強さ」は目に見えるわかりやすい強さのことではありません。
多くの人は「強さ」という言葉から、健康で体力のあること、財力のあること、権力や地位、名誉、人脈などがあること、何らかの才能や技術があること、精神的にタフであることなどをイメージするのではないでしょうか。
これらはいずれも目に見えるわかりやすい強さです。
しかし、そうした物はいつか必ず失われます。
私達が生きているこの世界で変化しない物は何もありません。
時間は流れ、季節は移り変わり、形あるものは必ず壊れます。
人は必ず老い、心身が弱り、自分が持っていたものを一つ一つ失い、いつかこの世を去ります。
どんなに恵まれた立場にいる人でも、その状態を永遠に保ち続けることは出来ません。
どんなに強い人でも勝ち続けることは出来ず、いつか必ず強さを失う時が来ます。
健康、体力、財力や権力、才能、家族、友人。
どれほど多くの物を所有していても、どれほど多くの人に囲まれていても、この世界で生きている以上、いつか必ずそれらを失う時、別れなければならない時が来るのです。
(『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』より引用)
目に見えるわかりやすい「強さ」はいつか必ずなくなります。
あなたがイメージする「強さ」は永遠に強いわけではありません。
上記の引用の通り、時間が流れれば、どれもなくなってしまうものばかりです。
それでも、私達は「強さ」に憧れます。
私達が「強さ」に憧れるのは、自分のことを「弱い」と思えば思うほど憧れます。
では、どういった時に私達は自分のことを「弱い」と思ってしまうのでしょうか。
弱さが生まれる心理について、同じ章の『弱さこそがその人らしさを形づくる』から次の通り説明しています。
ホスピス医から見た「弱さ」
私達は人生の中でしばしば苦しみを味わいます。
試験に失敗したり、失恋をしたり、出世競争やコンペなどで敗れたり、仕事で取り返しのつかないミスを犯したり、大切な人を失ったり、あるいは「自分は正当な評価をされていない」、「自分ばかりが損をしている」、「自分はこんなところにいるべき人間じゃない」といった漠然とした不安や不満を日々感じている人もいるかもしれません。
苦しみを抱えていると、多くの人は初めの内、「なぜ、自分がこんな目に遭わなくてはならないのか」と嘆いたり、「生きていたくない」と思い詰めたり、特定の誰かや世の中を恨んだりします。
「自分がこうなったのは、自分に力がないせいだ。もっと強くならなければ。」と自分の弱さを責める人もいるでしょう。
こうした思いに苛まれているとき、人は自分の辛さや苦しみばかりに焦点を当て、周りの人に目が向かなくなりがちですし、自分を支えてくれている存在のありがたさに気付くことも出来ません。
それどころか、自分よりも弱いと感じた人を心の中で蔑み、少しでも自分が強いことを確認しようとしたり、自分より恵まれていると感じた人の弱い部分を攻撃して、その人の価値を損なおうとしたりすることもあるでしょう。
努力してもどうにもならない、解決出来ない苦しみを抱えた時には、尚更その様な気持ちになるはずです。
(『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』より引用)
人生の中で苦しみを味わうと、私達は自分のことを「弱い」と思います。
あなたも自分の辛さや苦しみばかりに焦点が当たった経験はないでしょうか。
自分のことを「弱い」と思えば思うほど、より焦点が当たってしまいます。
では、どうすればいいのでしょうか。
まず「焦点が当たっているな」と自覚したなら、「焦点を変えなければ」と思い詰めなくてもいいんです。
「考えないようにしよう」と思えば思うほど、人間はそのことばかり考えてしまう生き物です。
なので、「焦点を変えよう」と思えば思うほど、焦点が当たり続けることになります。
それならいっそのこと、その弱さを認めて、受け入れてみてはいかがでしょうか。
「弱さを認めて、受け入れる」とは具体的にどうすればいいのか、文章は以下の通り続きます。
解決出来ない苦しみを抱えた時、少しでも苦しみを和らげ、穏やかな気持ちになるために必要なこと。
それは弱い部分を含めて、理想の自分ではない自分、不完全なありのままの自分を認め、受け入れることです。
自分や他人をいたずらに責めるのではなく、頑張ったけれど失敗してしまった自分、本当は完全ではない自分、弱さを抱えてる自分をまずは認めてあげる。
それこそが背伸びをすることも強がることもなく、本来の自分の姿で生きられるようになる為の第一歩であり、どんな時でもしなやかに前を向いて生きられるようになる為の第一歩であると私は思うのです。
しかし、弱く不完全な自分を認め、受け入れるのはとても勇気がいることです。
特に弱い時、苦しみを抱えている時、人はなかなか自分の弱さを受け入れることが出来ません。
それによって、自分の価値を自分で信じられなくなること、「自分は社会の役に立たない人間だ」という事実に直面することを心のどこかで恐れているからです。
今の社会では、至る所に競争が行われ、競争に勝つこと、強いこと、富や名誉、お金など、たくさんの物を所有することを幸せだと思っている人は少なくありません。
あるいは、「社会の為に働き、社会の役に立ってこそ生きる意味、存在する意味がある」と思っている人もたくさんいるでしょう。
そんな社会の中で人が自分の弱さを認めること、弱さを得た人が自己肯定感を持つことは非常に困難です。
でも、先程述べたような恐れは本当は必要ありません。
不完全でも、例え何も出来なくても、人は存在しているだけで十分に価値があり、生きている意味があるのです。
勇気を出して自分の弱さを認め、受け入れることが出来れば、あるがままの自分に価値があり、生きている意味があることを実感出来るはずです。
強いところも弱いところもみんなひっくるめてあなた自身であり、それら全てがあなたらしさを形作っています。
強いところだけでなく、弱いところもきちんと認め、受け入れて初めてあなたは誰かの真似ではない、社会の価値観をただなぞっただけではない、真にあなたらしい人生、本来の自分の人生を生きられるようになるのです。
(『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』より引用)
「弱さを認める」と聞くと、心の中で反発した気持ちが湧いてしまうのは当たり前です。
上記の引用の通り、それは自分の弱さを認めることに恐れを感じているからです。
しかし、もしあなたが「自分が弱い」という思いを持っていても、そのことであなた自身のことを否定しなくてもいいんです。
あなたは存在してくれているだけで価値があり、生きている意味があります。
今、こうしてあなたがこの記事に出会い、ここまで文章を読んでくださっていることに、私はあなたという存在にとても感謝しています。
だからどうか、例えあなたが「自分の弱さ」を感じていても、あなた自身のことを責めないでください。
それにそもそも、あなたは自分の弱さを感じながらも、「自分の弱さを何とかしたい」と思う気持ちがあるからこそ、ここまで記事を読めているのです。
その気持ちを大切に持ち続けることが、あなたの弱さを変えられる原動力になります。
なぜ「自分の弱さを変えたい」と思えることが大事なのか、その理由に関して『ありのままの自分で生きることは、欠点を放置することではない』から次の通り説明しています。
「あなたのままでいい」とは、「欠点という弱さを放置してもいい」ということではない
最も、一口に「弱さ」と言っても様々な種類があります。
お金や地位、名誉、才能などの目に見えるわかりやすい強さや力を持ち合わせていないこと。
老いや病気などによって、それまでに持っていた強さを失い、自分一人で出来ることが少なくなっていくことも弱さですが、例えば、すぐ人のせいにしてしまう、嫌なことから逃げてしまう、ミスを指摘されると怒ってしまう、自分より立場が弱い相手にきつく当たってしまう、人の話を聞かない、自分のわがままを優先してしまうなど、私達一人一人が持つずるさ、自分勝手さなどの欠点を弱さだとも言えます。
近年、「あなたはあなたのままでいい」という言葉をよく耳にします。
この言葉は間違いではないのですが、「欠点という弱さをただ放置してもいい」ということではないと私は思っています。
もちろん、欠点という弱さについてもまずは勇気を出してしっかりと見つめ、「自分にはこうしたずるさや自分勝手さがある」と認めることは必要です。
決して自分を責めるのではなく、ただ自分が完全な人間ではないこと、あるいは苦しみの原因が他人ではなく、自分の弱さにあることを静かに受け入れる。
それが出来れば、きっと心が穏やかになり、苦しみも和らぐでしょう。
しかし、その上で変えられるものは変えていく向上心を持つことが大事だと私は思います。
(『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』より引用)
自分の弱さを「責めること」と「認めること」は違います。
あなたはこれまで自分の弱さを責め続けて来たのではないでしょうか。
だから、「自分の弱さから目を背けたい」という思いも少なからずあるはずです。
しかし、自分の弱さは責めなくていいんです。
ただ認めて、受け入れてあげればいいんです。
そこで「こんな自分はダメな存在なんだ」など否定をする必要はありません。
「自分の弱さを静かに受け入れる」とは、自分のことを否定したり批判することなく、ただあるがままの弱さを受け入れることです。
受け入れられるようになれば、変えられる自分の弱さを変えるための行動も次第に出来るようになります。
自分の弱さを変えられる行動として、『克服した弱さはいつか自分らしさと自信に変わる』から次の通り例を挙げて説明しています。
「自分の弱さ」を受け入れられるのは自分しかいない
先程、「強いところも弱いところもみんなひっくるめてあなた自身であり、それら全てがあなたらしさを形作っています」と書きましたが、もし弱さの内、変えられるものを変えていったらどうなるのか。
それもまたあなたらしさの非常に重要なパーツになりますし、あなたに自信と自己肯定感を与えてくれるのではないかと思います。
皆さん、ぜひ一度過去を振り返って考えてみてください。
今までに努力して克服してきた弱さはありませんか?
どんな些細なことでも構いません。
例えば、朝起きるのが苦手だったけれど、「このままじゃいけない」と一念発起して自分なりに努力し、今では「早起きが気持ちいい」と感じられるようになった。
人見知りで人とのコミュニケーションが苦手だったけれど、今では初対面の人とも以前より気軽に話せるようになった。
怒りっぽい性格だったけれど、信頼出来る相手からのアドバイスなどを参考に、今では以前より感情をコントロール出来るようになった。
こんな具合に自分の弱さに向き合い、克服してきた経験が多かれ少なかれ誰にでもあるのではないかと思います。
過去に克服してきた弱さは、今あなたの中でどうなっていますか?
それは自信を持って、「私です」と言えるようなあなたという人間の大事な一部分になっていませんか?
ですから、まずはきちんと自分の弱さを認め、受け入れること。
人の手なども借りながら、変えられる部分は変えていくこと。
それがあなたらしさと自信を、あなたに与えてくれるはずです。
(『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』より引用)
あなたも自分の弱さと向き合い、克服した経験があるのではないでしょうか。
小さなことでもいいんです。
自分の弱さを認め、変えられる弱さは変えられるように行動する。
その積み重ねが「自分の弱さ」から生まれる、自己否定してしまう気持ちを薄めていきます。
しかし、それは自らの意思で自分の弱さと向き合い、変わろうとしなければ変えられません。
そしてそれはあなたにしか出来ないことなのです。
その理由について、『あなたに他人を変えられないように、他人もあなたを変えられない』から以下の通り解説しています。
ここでもう一つお伝えしておきたいのが、「他人にはあなたを変えられない」ということです。
人が他人を変えるのは大変難しいことです。
人はそれぞれ異なる性格や価値観、独立した意志を持っているからです。
あなたを変えることが出来るのは、あなただけなのです。
いくら人から欠点を指摘されても、注意されても、あなた自身が自分の弱さに気付き、きちんと認めていなければ、とても変えようとは思わないでしょう。
一方で人は生まれながらにして、「昨日よりも今日、今日よりも明日はよりよい自分になりたい」という願望があると、私は思っています。
もちろん、時にはその願望が現実とのギャップを生み、苦しみを生むことにもなります。
「全ての弱さを克服しなければ」、「絶対により良い自分にならなければ」と考えると、それはそれで自分自身を必要以上に責めたり、追い詰めたりすることになってしまいますから、どうしても変えられない何かがある時はそんな自分を認め、静かに受け入れる必要があります。
しかし、変えることが出来る弱さがあれば、変えていく。
それがより誠実に、より幸せに、あなたらしい人生を生きていくことに繋がると私は思います。
そして自分の弱さを認めることこそが、そのスタート地点となるのです。
(『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』より引用)
先述した引用にあった通り、人の手を借りるのはいいんです。
しかし、相手に「弱い自分を変えて欲しい」と委ねたところで、自分は変われません。
「自分の弱さを変える」ということにおいて、相手はあくまで補助の役割であり、相手に全てを委ねることは出来ないのです。
ただ、相手に委ねたくなってしまう気持ちもよくわかります。
それは相手に「自分の気持ちをわかって欲しい」という思いが強いからでしょう。
そう思ってしまう人の心理について、第二章の『わかってくれる人がいると強く生きられる』の『人生とは、自分をわかってくれる人を探す旅である』から次の通り説明しています。
なぜ人は相手に「わかって欲しい」と思うのか
苦しみや痛みを抱え、弱い状態にある人は皆、「自分の気持ちをわかってくれている」と思える誰かを求めています。
もちろん相手が100%、自分の気持ちをわかってくれているかどうかは誰にもわかりません。
ただ「誰かにわかってもらえた」と感じることで、多くの人は苦しみの中でも穏やかさを取り戻し、前向きに生きるきっかけを掴むことが出来ます。
(中略)
誰か一人でも自分の苦しみを聞き、分かってくれる存在がいる。
「自分では何も成し遂げられなかった」と思っていても、どんな自分、どんな人生であっても、これまで生きてきたこと、頑張ってきたことに対し「グッドイナフ」、「それで良い」と言ってくれる存在がいる。
そう思えた時、世の中がそれまでとは違って見え、人の心の中に言葉では言い表せない前向きな感情が生まれるのだと私は感じています。
(『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』より引用)
あなたも今抱えている悩みを「誰かにわかって欲しい」と思われたから、この記事を読まれているのではないでしょうか。
そう思うことは悪いことではありません。
人間なら誰もが持つ当然の思いです。
それに誰かに自分の弱さ、悩みを聞いてもらうだけで心が軽くなり、前に進めることもあります。
そのことを同じ章の『わかってくれていると思える誰かの存在は、苦しみの中の一筋の光』から、以下の通り事例を挙げて解説しています。
みなさんもおそらく、今までの人生で苦しい思いをするたびに何度となく、「誰かに自分の気持ちをわかってほしい」と望んできたのではないでしょうか。
例えば、病気や怪我で痛みを抱えたり、思うように体を動かすことが出来ず、辛く情けない思いをしたりした時、痛みや不自由さは変わらなくても、家族でも、友達でも、医師でも、看護師でも、その気持ちをわかってくれていると思える誰かがいるだけで、辛さが和らぐのを感じませんでしたか?
あるいは失恋した時、痛手はすぐに収まらなくても、その悲しみをわかってくれていると思える誰かがいるだけで気持ちが楽になりませんでしたか?
本当は子供に優しくしたいのにいつもイライラしていて、あるいは子供が言うことを聞かなくてつい怒鳴りつけてしまう。
そんな時わかってくれていると思える誰かがいるだけで、イライラが収まり笑顔を取り戻すことが出来ませんでしたか?
社会人になってからも、なかなか成果が上がらない時やトラブルに見舞われた時、「上司が自分の気持ちや努力をわかってくれている」と感じると気持ちが落ち着き、仕事へのモチベーションが上がったのではないでしょうか。
このように、「自分の気持ちをわかってくれている」と思える誰かの存在は、特に苦しみの中にいる人にとって大きな支えやエネルギーとなり、時にはその人の人生を導いていきます。
苦しみという暗闇の中で、わかってくれていると思える誰かの存在が、前を向いて生きていくための、一筋の光となるのです。
(『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』より引用)
あなた一人で自分の弱さに無理に向き合おうとしなくてもいいんです。
一人では向き合えないと思ったのなら、素直に人の手を借りてみましょう。
大丈夫です。
相手に自分の気持ちをわかってもらうことは、相手に自分の弱さを全て委ねることにはなりません。
あなたが自らの意思で自分の弱さを変える為に起こした立派な行動です。
それにここまで文章を読まれたあなたなら、話を聞いてくれる相手の役割について十分理解していることでしょう。
ですが、いきなり人に自分の弱さを話すのはハードルが高いと思われたかもしれません。
それならまずは本書を読んでみることから始めてみてはいかがでしょうか。
本記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました。
こちらの書籍はAudibleでもご利用頂けます。
現在、Audibleを新規登録される方は30日間無料で体験することが出来て、今回ご紹介した書籍も無料体験中に聴くことが出来ます。
こちらのボタンからAudibleの公式ページに移動出来ますので、Audibleに興味を持たれた方はこの機会にぜひご利用してみてください。


コメント