まとまりのない話をついしてしまう人
相手に自分の興味関心がある話題について話そうとしたら話が長くなってしまった上に、相手に全然伝わっていなかった。
そんな経験はありませんか?
話が長くなってしまうことはよくマイナスイメージを抱きがちです。
例えば、話が長い人のわかりやすい代表例と言えば校長先生でしょうか。
読者の皆様も小学生の頃に全校集会で校長先生の話を聞かれたと思います。
内容を覚えていますか?
おそらく、私を含め多くの方は「話が長い」という印象しか残っていないのではないでしょうか。
ですが、これって不思議なことだと思いませんか?
どの小学校も校長先生がいますが、当然同一人物ではありません。
なのに、「校長先生の話は長い」という共通認識があります。
これは一体何故なのでしょうか。
話が長くなってしまうのは原因があります。
その原因が万人に当てはまりやすいからこそ起こってしまうのです。
万人に当てはまるということは私たちにも話が長くなってしまう可能性があります。
それも無意識の内にです。
今回ご紹介する『話がゼンゼン伝わらない……が消えてなくなる本』はそんな話が長い、話がそれる、話が飛ぶなどを改善して考え方をまとめわかりやすく伝える話し方を解説している本です。
いつも本サイトを訪れて記事を読んでいただき、ありがとうございます。
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Audibleの公式サイトはこちらからどうぞ「話が長い人」はタイプ別に分類が出来る
著者の瓜生健一さんはコーチングのビジネス講師として普段働いています。
そんな著者も小学生の頃、校庭で校長先生の話を聞くのが本当に嫌なくらい校長先生の話が長かったと本書で語っています。
真夏でも真冬でも容赦なしで30分以上話すこともザラであり、その頃は話が長いのは悪と考え話が長い人を毛嫌いするほどでした。
にも、関わらず著者自身も同じような失敗をしてしまいます。
それはコーチングの先輩方との顔合わせ、自己紹介の場で起こりました。
おそらく、緊張して舞い上がっていたからだと著者は当時のことをそう振り返っています。
トップバッターとして、名前や職業、コーチングを学ぼうと思ったきっかけを話したまではよかったのですが、そこからが大失敗でした。
よせばいいのに、「ここが難しいですよね」と同意を求めたり、「こんなミスを」と失敗自慢したりとまさに独演会。
気が付けば一人で3分以上も話続けていました。
このような失敗をする人を世間では「話が長い人」と呼びます。
その人達に全員に共通する症状は正に「話が長い」の一言に尽きるのですが、その特徴を見るといくつかのタイプに分かれます。
どこに難点があるのかその原因と話し方の特徴について見ていきましょう。
話が長い人には以下の5つの特徴があります。
- 思考力に原因があるタイプ。結論がない、まとめられない、脱線する、関連が弱い話を盛り込む。
- 記憶力に原因があるタイプ。何を話したか覚えていない、どこまで話したかを覚えられない。
- 国語力に原因があるタイプ。最適な表現を選べない、一文が長い。
- メンタルに原因があるタイプ。言えない、丁寧過ぎる、前置きが長い、例え話が多い、ウケを狙う。
- 性格に原因があるタイプ。自己中心的、自己陶酔する、支配力が強すぎる、自分の非を認めない。
これら1から5のいくつかを持つ場合、全部を併せ持つ場合があります。
ご自身や皆さんの身の回りにいる話が長い人の特徴はこれらに入っているでしょうか。
著者の失敗例は自己紹介とは直接関係のない話を盛り込んだ典型的な脱線パターンのタイプ1でしたが、重要なのは他人や自分にレッテルを張る事ではなく、特徴を知ることによって再発予防の対策を立てることです。
話が長くなってしまったことに気付くとその部分だけに目が留まりがちになってしまいます。
ですが、重要なのは中身です。
どうして話が長くなってしまったかを振り返ることで再発予防の対策が立てられます。
例えば、私の場合はタイプ1とタイプ2の複合により話が長くなってしまうことに気付きました。
自分の中で話がまだまとまっていない状態で人に話し始めてしまい、当然聞き手の相手は困惑した表情を浮かべているのを見て気持ちが焦り、その焦りの気持ちから自分がどこまで話したのかを忘れてまた同じ話をして話が長くなってしまう。
そんな傾向があることに5つの特徴を見て気が付きました。
ところで話が長い人の話が伝わりにくいなら、話が短い人は相手に上手く伝えられているのではないかと思いますよね?
ですが、話が短い人もそれはそれで相手に上手く伝えられているわけではありません。
「話が短い人」が陥りがちな失敗
話が長いという悩みを持つ人がいる一方、話が短すぎるという悩みを持つ人もいます。
残念なことに話が短すぎる人の場合、改善に必要な苦労が話が長い人より多くなる傾向があります。
なぜなら、抜け落ちた要素を新たに足すという作業が必要となるため、何を足すかどの程度まで足すかという別の問題に直面するからです。
話が短い人にありがちな失敗として「これ」「あれ」「それ」「どれ」を中心とした「こそあど言葉」と呼ばれる指示語を使いがちで、詳細を聞き手の相手と共有が出来ていません。
なので、最初は意識して指示語を使わずに丁寧に詳細を話すことを心掛けてみましょう。
そして、もうひとつ注意を向けなければならないことがあります。
それは「黙り込まない」ことです。
「えーっと」からでもいいので、まずは声を出すことが大切です。
話が短い人は声を出すこと自体が苦手だったりするので、発声練習から始めてみるのもよいと本書で勧められています。
他にも自分の意見を持つ、何に対しても自身の考えを在庫として持っておく、主語や目的語を省略しすぎないなど、話が短い人が意識しなければならないことはたくさんあります。
ここまで話が長い人と話が短い人の特徴について見てきました。
話が長い人が話を短くしようとすると本来相手に伝えないといけない部分まで省略してしまい、相手に伝わらなくなってしまいます。
話が短い人も話を長くしようとすると無駄な部分を付け足してしまい、相手に伝わらなくなってしまいます。
お互いに極端すぎてどこをどの様に改善すればよいのか理解していないから、このようなことが起こってしまうのです。
話を適切な長さに調整するとはどのようなことなのか、そしてどうすればその手法を身に付けることが出来るのか。
自身の話し方にズレがないかどうか、本書を読んで確認してみてはいかがでしょうか。
本記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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