うまくいかないと感じた時には、落語の主人公に注目してみましょう『何もかもがうまくいかないとき心のつかえがとれる31のヒント』

心理的な抑圧を緩和する
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「うまくいかない」と感じたときに、あなたにして欲しいこと

「うまくいかない」と感じたときに、あなたは何をするでしょうか。

「うまくいかない」と感じていることにひたすら向き合ったり、気分転換に全く違うことをするなど解決方法は三者三様です。

ただ、そんなときにあなた自身のことを責めないで欲しいのです。

「うまくいかない」と感じながらも、現状を打破する為に一生懸命に取り組んでいるあなたはもう十分に頑張っています。

だから、どうか「自分が悪いんだ」と責めてしまうのをまずは止めてみてください。

では、そんなときはどうすればいいのかというと見方を変えてみて欲しいのです。

何か問題が起きたときに人は自分だけの考え、自分だけの視点にこだわり過ぎてしまいます。

そんなときに他者からの言葉を聞くと、ハッと気付かされることはよくあります。

うまくいかないあなたを客観的に俯瞰で見てみたら、もしかしたらすぐに解決策は見つかるかもしれません。

今回ご紹介する『何もかもがうまくいかないとき心のつかえがとれる31のヒント』は、そんなあなたに見方を変えるヒントを伝授してくれる本です。

いつも本サイトを訪れて記事を読んでいただき、ありがとうございます。

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当たり前だと思っていることが出来ない理由

著者の小倉広さんは心理学者、ビジネス書作家、企業研修講師など様々な分野で活躍されています。

本書はビジネスの話題を中心に、心理学の知識も織り交ぜながら心のつかえがとれる方法を紹介しています。

本書の冒頭で著者は自身の経験を踏まえ、心のつかえがとれる方法に関して以下の通り話しています。

なぜ、自分ばかりがこんなに辛い目に遭うのか。

なぜ、物事が何もかもうまくいかないのか。

壁にぶち当たり、悩み、もがいた挙句にわかったことがある。

やり方が間違っていたのではない、僕は生き方を間違っていたのである。

仕事を優先にして、人付き合いや新たな挑戦を後回しにしていた僕。

相手を助け手伝う前に、自分を助け手伝って欲しいとばかり相手に求めていた僕。

「なぜわかってくれないのか」と怒りながらも、相手の事情をわかろうともしなかった僕。

夜早く寝ることもせずに、朝早起きしようとしてことごとく失敗していた僕。

規則正しい生活もせず、心と体のバランスを取ろうともせず、いい仕事と健やかな生活を手にしようとしていた僕。

一発逆転、ウルトラCばかりを狙いことごとく失敗していたにも関わらず、地道な一歩をバカにして努力しなかった僕。

地道なカロリー制限をバカにして、断食や絶食で劇的に痩せようとして、結果リバウンドでさらに太ることを繰り返していた僕。

ある日、僕は気が付いた。

「そうか、全部その逆をやればいいんだな」と。

そして、当たり前のことをバカにせずにやってみた。

地道な一歩を毎日毎日繰り返してみた。

すると、短期間で人生が劇的に変わっていった。

僕は驚いた。

人生って、なんてシンプルなんだろう。

人が羨む成功を手にしている人は、特別なことなど何一つやっていない。

しかし、それは誰もがわかっていること、やった方がいいと思っていることを本当にやっている人はごくわずかだ。

そして、それをやっている人、継続している人が成功を手に入れる。

それは仕事もプライベートも全く同じだ。

本書を読むと、それは当たり前だと感じたり、どこかで見たことがあると思うような内容がいくつもあります。

しかし、そこで気付かされます。

私達はその当たり前のことを知っているだけで、実際には何も行動していないということを。

上記の通り、当たり前のことをやること、そして継続することは難しいものです。

なので、私達は「やってはいないけど、知ってはいる」という認識を生み出して、当たり前のことを「やっているつもり」になることでやらない自分を守ろうとしています。

その認知を正しく修正してくれるのが本書です。

当たり前のことが出来るようになり、そして継続も出来るようになる。

行動と実践を積み重ねることで心のつかえを解消してくれます。

「当たり前だと思っているけど、今の自分が出来ていないこと」が本書の中でいくつも取り上げられています。

本書を読んでいる内に、「自分にもそういうところがあるな」と我が身を振り返る場面が多々あります。

その中でも特に私が身をつまされる思いをしたのが、本書のチャプター3の「日常生活がうまくいかないとき、幸せに生きるための知恵」で紹介されている「過去を100%肯定する」です。

33歳、僕が初めて新卒で入社したリクルートを離れ、ソフトウェアベンチャーへ取締役として転職したばかりの時のことだ。

僕が何を言っても、100%必ず「よかったじゃないですか」と返してくれる社長にどれだけ助けられたかわからない。

しかし、待てよ。

それにしてもあまりに楽観的じゃないか?

なぜそこまで全てを肯定出来るのか、僕は社長に聞いてみることにした。

すると、社長はこう言った。

「だって、過去は変えられないじゃないですか。

だから、それは全てよかったことにした方がいいんです。

過去を活かすかどうかは自分で決められる。

だから、過去に起きたことは全ていいことなんです、神様が教えてくれるんです。」と。

過去を変えることは出来ない。

だから、過去を後悔することは無駄以外の何物でもない。

それを知った僕は衝撃を受けた。

なぜなら、それまでの僕は過去を悔むことに膨大な時間を割いてきたからだ。

ある種マゾヒステックなまでに過去の失敗を思い出す。

そして自分を責める。

そんな無駄な時間をたくさん使ってきた。

それだけじゃない。

そこで落ち込み、酒を飲んだり、ふて寝したりした。

過去を悔むことで、とんでもない量の時間を無駄にしてきたことに気付いたのだ。

その時から僕は変わった。

過去の失敗を悔いる気持ちが起きた瞬間、自分にストップをかけることが出来るようになったのだ。

これからの君に過去を悔んでいる暇はない。

「過去は変えられないけど、未来は変えられる」

あなたもどこかで聞いたことがある言葉ではないでしょうか。

私も今まで生きてきて、この言葉をたくさん聞いてきました。

この言葉が正しいということはあなたもわかってはいるでしょう。

しかし、あなたはこの言葉通りに生きられているでしょうか。

上記の社長さんのように、「過去に起こった出来事を全てよかったことにする」ということが行えていますか?

もしこの問いかけにグサッと何かが刺さったような感覚を覚えた方は、それが答えです。

でも、私も行えませんでした。

なので、今の問いかけを読んでグサッと何かが刺さった感覚の方は安心してください。

私も同じです。

著者と同じように変えられない過去を何度も何度も後悔して、かなりの量の時間を無駄にしてきました。

だからこそ、あなたの気持ちもわかります。

ちゃんと一度くらいはそんな生き方に挑戦しようと向き合ってみたことがあるんですよね。

もしかしたら、一度と言わず今までに何回も挑戦してきたのかもしれません。

でも、出来なかった。

それは何故なのでしょうか。

その理由をはっきりさせておかなければ、再び挑戦してもまた「知ってはいるけど、出来ていない」状態に戻ってしまいます。

私の経験談になってしまうのですが、私自身もこれまでに何度も挑戦して何度も失敗してきて、ある答えに辿り着きました。

その答えとは、「自分の中で生き方が定着する前に、自分自身が諦めて止めてしまっているから」です。

ある日、何かに感化されて「過去に起きた出来事はよかったことにしよう」という生き方に挑戦してみたとしましょう。

例えば、「寝過ごしてしまった」なら「いつもより深い睡眠が取れてよかった」と捉えることは最初の方なら出来ます。

しかし、日常生活ではその様な解釈をする場面がいつ来るかわかりません。

なので、四六時中ずっと解釈を身構える必要があります。

ここが生き方の継続が出来ない最大の理由であり、つまづいてしまうところではないでしょうか。

一日の内に解釈が必要な回数を事前にわかっていれば、その回数分行えばいいだけなのですから出来ると思います。

しかし、私達は事前に解釈が必要な回数を知ることは出来ません。

一日に何回起こるかわからないのに、いつもその解釈を身構えて警戒しながら生活するのはかなり気疲れしてしまいます。

そしてつい気が緩んだときに限って、解釈が必要となる嫌な出来事に遭遇してしまい、「結局出来なかった」と自分を責めてしまうわけです。

そこで嫌気が差して、自分の中に定着する前に止めてしまう。

だいたいそんな流れではないでしょうか。

そしてこの生き方には大きな欠点があります。

それは大きすぎる過去の嫌な出来事には、受け止め方を知らないとよかったことに変換することが出来ないことです。

例えば仕事で大きな失敗をしてしまったら、そんなことを考えている余裕もなくなってしまいます。

気分が落ち込んでしまい、ずっとその気持ちを引きずっていたら一日が終わっていたなんてこともありえます。

心に余裕がある時は解釈を行なえますが、不安になったり焦ったりして追い詰められてしまうと出来なくなってしまいます。

なので、生き方だけではなくを受け止め方も学ぶ必要があります。

過去をどう解釈して受け止めれば、よかったことに変換できるかを本書では紹介しています。

複数の事例を紹介していますが、大きすぎる嫌な出来事の受け止め方に関しては同じ章にある「業が深い自分を認めること」で紹介されている内容が参考になるでしょう。

落語でダメな自分を受け入れる

辞書で業を引くと、「運命、カルマ」と出て来る。

「業を煮やす」と言えば腹が立ったという意味だし、「業が深い」と言えば欲が深いという意味になるらしい。

あまりいい意味で使われないが、強いて言えば人間臭さとか隠しようのない人間のダメなところというニュアンスだろうか。

その意味で言えば、僕は業が深いと思う。

単なる欲だけではない、ダメなところがたくさんある、人間臭い人間なのだ。

そしてそんな僕を僕は好きではなかった。

過去形なのには理由がある。

ある人が言った言葉に胸を打たれ、自分を好きになれたからだ。

「落語とは、人の業の肯定である。」

名匠、立川談志の言葉である。

氏によれば、「落語とは落語は逃げちゃった奴らが主人公なのだ」という。

居眠りしちゃいけないところで眠る、食っちゃいけない饅頭を食ってしまう、盗んじゃいけない種を盗む、やってはいけないことをやってはいけない場面で次々としでかす。

だからこそ笑える、可愛げがある、ダメな人間のヒューマニズムがある。

僕達は落語の主人公を笑いながらも、心のどこかで「俺にも似たようなところがあるな」と思う。

そして散々笑った挙句、「でも、それが人間だよな」と赦し共感するのだ。

それは自分自身に対する赦しでもある。

もしかしたら、人々は落語に対して赦しを求めているのかもしれない。

ダメな落語の主人公の話を聞きながら、「どうしようもねえ奴だな」と笑う。

「でも、それが人間だもんな」とそいつを赦す。

そして最後に、「俺も似たようなもんだけどな」と自分を赦す。

だからこそ、長きに渡り人々に愛され続けているのかもしれない。

僕達は色々な場面で追い詰められる。

上司から、部下から、カミさんから、そしてその度にダメな自分の業がちろりと尻尾を出す。

その度に自分を嫌いになっていてはキリがない。

ダメな自分を含めて、自分。

可愛いじゃないか、人間臭いじゃないか。

そう、自分の業を認めてあげるところから始めよう。

そして、一歩ずつ成長していけばいいのだと思う。

(『何もかもがうまくいかないとき心のつかえがとれる31のヒント』より引用)

「過去に起きた嫌な出来事も、いつかきっと笑い話になる」

そんな言葉をどこかで聞いたことがあるかと思います。

学生の頃は深刻だった悩みも、大人になって振り返ってみれば小さく見えることはあります。

でも、今辛いと感じている気持ちを何とかして欲しいんですよね。

その気持ちもとてもよくわかります。

今あなたが辛いと感じている気持ちを落ち着かせる方法が、上記で述べられている「赦す」ことです。

例えば、一日中引きずってしまうような嫌な出来事があったとして、「どうせ自分はダメなんだ」とふさぎ込んでしまいがちです。

そして心の中でそんな自分のことをずっと責めてしまいます。

「嫌な出来事があると、自分の事をずっと責めてしまう」のも、私自身もそうなのでとてもよくわかります。

そういったことを自分でも止めたいと思っているのに、わかっているのに、なかなかやめることが出来ないんですよね。

それを止める方法が「赦す」ことです。

まず、自分のダメなところを受け入れようとする。

ただ受け入れようと頭で理解してはいても、心の中では反発してしまいますから、心の反発を和らげるためにクッション材が必要になります。

そのクッション材となる言葉が、「でも、それが人間だよな」です。

自分だけだと受け入れられなくても、他の人もそうなんだからと対象を広げてみると心にゆとりが生まれて受け入れられるようになります。

自分の中にダメなところがあるのはあなただけではありません。

他の人もそうですし、私だってそうです。

誰しも業を持って生きています。

自らの抱えている業を責める必要はなく、「そんなところもあるんだな」と認めてあげる。

そうすれば、過度に自分を責める気持ちが収まり、辛さも緩和されることでしょう。

Googleの検索フォームやChatGPTを始めとしたAIなど、何かを聞けば適切な答えが返ってくる時代になりました。

私達が欲しい情報や疑問に対する答えは簡単に手に入ります。

ですが、あなたは手に入れた物を本当に扱いこなしているでしょうか。

当たり前ですが、知っているだけでは何の役にも立ちません。

使いこなしてこそ、真価を発揮します。

そしてそれは他の誰でもないあなたにしか出来ないことです。

だからといって、怖気づいてしまうことはありません。

あなたが勇気を出して一歩踏み出してみる。

そしてその歩みを止めないように学び続ければいいのです。

あなたが勇気を出してみる最初の一歩目として、本書をぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

本記事を最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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